13 ですから、主の命令によって、ミディアン人たちに対する諸々の戦闘がイスラエルの子らによって実行され、それら(の戦闘)から豊富な戦利品――金と銀と他の諸々の物品の計り知れない量と、非常に多くの諸々の家畜と諸々の捕虜――が持ち帰られます[1]。しかし、それらはことごとく、イスラエル人たちの許では不浄なものと言われていますので、それらの一つひとつに適切な浄化が適用されます。たとえば、諸々の金属から成り立つ諸々の物を火が浄化します。いっそう脆くて、火に耐えられない諸々の物は水によって浄化されることが命令されています[2]。ですからすべての戦利品から、二つの等しい部分が生じ、一つ(の部分)は戦闘に進み出た人たちのものとなり、他(の一部)は諸々の宿営の中に留まった者たちのものとなります[3]。さらにそれらの物の中から、神への献げ物として提供することが命令されています:すなわち、戦闘に進み出た者たちは五百()から一頭を(提供し)[4]、諸々の宿営の中に留まった人たちは五十から一を(提供することが命令されています) [5]。そして、すべての(略奪した)ものを一つに合算した数が述べられています。以上が、歴史の内容です。



[1] Cf.Nb.31,9.

[2] Cf.Nb.31,23.

[3] Cf.Nb.31,27.

[4] Cf.Nb.31,28.

[5] Cf.Nb.31,30.