実際、レビ人たちは、自分の右も左も知らない人たちです。彼らは、モーセに従い、すなわち神の律法に従い、父も母も惜しみませんでした[1]。ですから、あなたも、誘惑が来ても、罪の激情が来ても、「右にも左にも反れず」、また、神の律法を偽ることもなく、「間に」確固不動に立ち、「(左右に)反れず」、罪に「あなたの両膝を曲げず[2]」、獣の頭すなわち愚かさの像に従うこともなければ[3]、あなたは、「イスラエルの子らの間から取られ[4]」、初子たちの数の中に置かれるでしょう。以上は、「私は、イスラエルの子らの間からレビらを取った[5]」と書かれていることに関して、述べてみたものです。



[1] Cf.Ex.32,26-29.

[2] Rm.11,4.

[3] Cf.Ex.32,1s.

[4] Nb.3,12.

[5] Nb.3,12.

 

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