目下の個所に、私たちは戻りましょう。レビ人たちは、諸々の聖なる物の中で、「五十歳まで[1]」働かなければならず、より劣った人たちは「諸々の業」を、しかし、より優れた人たちは「諸々の業の諸々の業」を行わなければなりません[2]。彼らの内でより優れた人たちは、諸々の霊的な役務に仕え、「諸々の聖なる物の諸々の聖なる物[3]」の中に入り、隠されるべきものを隠し、ケハトの子らにそれらを渡し、(彼らの)肩で運び、手で持ち上げさせねばなりません[4]。他の人たちも、それぞれ、既にしばしば取り上げられた諸々の役務に従って、配置されます。しかし、諸々の覆いと幕に関するこのような過度の気配りが、聴き手の人たちに、何らかの失望や悲嘆を生み出すことのないように、私たちが開いても安全で、あなた方も見ることが許されている僅かのものを、私たちは開示するようにしてみましょう。なぜなら、私たちがすでに申しましたように[5]、私たちは、「王の系統を引く司祭たちの一族、聖なる国民、獲得された民[6]」であると言われているからです。



[1] Cf.Nb.4,47.

[2] Cf.Hom.Nb.V,5(拙訳).

[3] introire in Sancta Sanctorum:「至聖所」。訳者は、本文中では、直訳した。

[4] Cf.Nb.4,5-15.

[5] Cf.Hom.Nb.IV,11.

[6] genus regale et sacerdotium, gens sancta et populus in acquisitionem; Cf.1P.2,9.

 

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