第一の祈りの方法

聖ドミニコの第一の祈りの方法は、祭壇上に示されたキリストが、象徴としてではなく、本当に位格的に現存するかのごとくに、祭壇の前でみずからを卑下することである。彼は、ユディトと共にこう言ったものである。「神なる主よ、従順で謙虚な者の祈りがあなたを喜ばせますように」(ユディ9,11参照)。カナンの婦人と放蕩息子は、謙虚さによってみずからの望むものを得ました。わたしに関しては、「わたしは、あなたを自分の家にお迎えできるような者ではありません」(マタ8,8)。なぜなら「主よ、わたしは、あなたの前でひどく卑しめられています」(詩118,107)からです。

このようにして我らの聖なる師父は、立ちながら頭を下げ、へりくだってキリストのことを考え、自分の低さをキリストの卓越さと比べた。そして彼は、畏敬の念を示すことに完全に没頭した。兄弟たちは、十字架に付けられたおん方の屈辱の前を通り過ぎるときは、いつもこのようにしなさいと教えられた。それは、我々のためにこんなにも甚だしく卑下されたキリストが、ご自分を前にして我々が卑下しているところをご覧になるためである。そして彼は、托鉢者たちに、「栄光は父と子と聖霊に」と厳かに歌うときには、いつも三位一体の前でこのようにへりくだりなさいと命じた。絵に示されているように、聖ドミニコは、このように深々と頭を下げることによって、祈りを始めた。

 

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