第九の祈りの方法

我らの師父聖ドミニコは、国から国へと旅をしているとき、特に彼がどこか荒れ果てた地域を通りすぎるとき、祈りのこの様式を実行した。このときの彼は、黙想にすっかり没入し、観想に臨むことに喜びを感じていた。そして彼は、道すがら、自分の同僚にこう言ったものである。ホセアにこう書かれている。「わたしは彼女(わたしの妻)を荒野に導き、彼女の耳に語りかける」(ホセ2,14)。彼は自分の同僚から離れて、よく先を歩き、あるいはもっと頻繁なことだが、幾らか距離を置いて後から付いてきたものである。彼はこのように離れることによって、歩きながら祈ったものである。彼は、黙想しているとき、燃え立ち、愛の炎が点されていた。彼が祈っているときには、その様は、十字を切って自分を守り、塵や煩わしい蝿を掃っているかのように見えた。

兄弟たちは、この聖人がこの方法で祈りをしているとき、彼が聖書を隅々まで看破し、神のみ言葉を深く理解し、熱烈かつ大胆に説教をする力を得、神の秘められた事柄を理解するための聖霊との親密な交わり獲得したと思った。

 

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