――そして異国での滞在――

そうして、預言者に聞き従う人たちは、彼(ファラオ)の傍に滞在しながらこれ(パスカ)を実行することになるであろう。彼らは、飢饉のときに彼の独裁政治の下へと(降って)行った人たちである[1]。それと言うのも彼らは、自分たちの父祖たちから太古からの誓約、すなわち彼らの「子孫は(異国での)滞在者となるであろう[2]」という誓約を受け取っていたからである。その誓約は、たとえば太祖アブラハムに向けられていた。



[1] Gn.12,10.

[2] Gn.15,13;P.ノータンによると(op.cit.p.142)、オリゲネスの時代の護教家たち(たとえばユスティヌス、テルトゥリアヌス、エウセビオス)は、この聖書の言葉を同時代のユダヤ人の状況に当てはめていた。ローマ皇帝ハドリアヌスは、エルサレム占領後、そこへのユダヤ人たちの立ち入りを禁止していた。