15 とにかくそれらの事柄およびそれらに類する事柄が、真理の聖なる奉仕者たちの魂を照らす霊の課題である。第二の目標は、そのような諸神秘を見出すために労苦を払うことのできない人たちのために、諸々の感性的な被造物や人間の創造――しかも最初の人たちから、世代を経て次々と生まれた多くの人たちの創造――に関する叙述を含む諸々の表現の中に、あるいは義人たちの諸々の行いや、これらの義人たちが人間としてあるとき犯した諸々の罪、不正な人たちや不敬虔な人たちの邪悪さ、放縦、貪欲さの数々を叙述する他の諸々の物語の中に、前述の諸神秘に関する教えを隠すことである。しかしもっとも逆説的なことは、諸々の戦いや勝利者たち、敗北者たちに関する物語を通して、言語を絶した諸々の事柄の何がしかが、それらを吟味することのできる人たちに明らかにされることである。さらに驚くべきことは、書き下された立法[1]を通して、真理の律法[2]が予言されていることである。しかもこの真理の律法は、神の知恵に真に相応しい力によって、一貫して書かれている。実に、諸々の霊的な事柄の衣服――私は聖書の身体的な意味のことを言っている――を作ることが(霊の)課題だったのである。その衣服は無益なものではなく、多くの人たちを、彼らが許容する限りで、改善することのできるものである。



[1] grapth. nomoqesi,a)

[2] oi` th/j avlhqei,aj no,moi)