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他の諸箇所で、同じ事柄について

９　私はなおも、この箇所の諸々の事柄において、次のことに注目したい：病苦に苦しむ人たちの医者たちは、毒が内部に留まってその人を滅ぼさないようにするために、より手厳しい諸々の状態と諸々の炎症を内部に引きずり出すことによって、毒を表面に誘引する。それと同じように、おそらく神も、魂の数々の深淵の中に隠され蔓延する悪徳を、その医術を通して外に引きずり出し――その後の治療を施すために――、その悪徳が明々白々となるようにするのではない。私は、そのようなことが『申命記』の諸々の言葉の中にもあるのと思っている。それは次のような内容である：｢そしてあなたは、主なるあなたの神が四十年の間、荒れ野の中であなたに通らせた全行程を思い起こしなさい――それはあなたを虐待し、あなたを試し、あなたの心の中にある諸々の事柄、すなわち、あなたが彼の諸々の定めを守るかどうかを識別するために。そして(神は)あなたを虐待し、あなたを飢えさせ、あなたが知らず、あなたの父祖たちも知らなかったマナをあなたに食べさせた。それは、人間がパンだけで生きるのなく、人間は神の口を通して出てくるすべての言葉によっていきることをあなたに知らせるためである[1]｣。あなたは、それらの言葉の中で次のことに留意してください：神は虐待し試練にかけるのは、各人の心の中にある諸々の事柄が識別されるためである――深淵に秘蔵されていたそれらの事柄が諸々の虐待を通して白日の下に現れることによって。また、『ヨブ記』の中で嵐と諸々の雲を通して、主によってヨブに告げられたことも、そのようなことである。こうある：｢私は、あなたが義人であることが明らかになるためにあなと交渉したのに、あなたは別様に考えるのか[2]｣。実に(神は)、彼が義人になるためにとは言わず、義人であることが明らかになるためにと言っている。数々の試練の前にそのような者であっても、そのような数々の出来事の中でそのような者として明らかになる。

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