聖アウグスティヌス司教の戒律、ここに始まる。
最愛なる兄弟たちよ、万事に先んじて神が愛され、次いで隣人が愛されなければならない。なぜならこれらのことが、私たちに第一に与えられた掟だからである(Mt.22,35-40)。
愛徳と共同生活 それ故、修道院に置かれたあなた方が守るように、私たちが定める掟は以下の通りである。 まず第一に、あなた方は、一つに集められたのであるから(Mt.18-20; Jn.11,52)、心を一つにして家の中に住まなければならない(Ps.67,7)。あなた方は、神において心を一つにし、思いを一つにしなければならない(Ac.4,32)。 これは私の物であると、あなた方は言ってはならない。かえってすべての物を、あなた方は共有しなければならない(Ac.2,44;4,32)。あなた方の各々に食べ物と着る物とが(1 Tm.6,8;cf.Dt.10,18)、あなた方の長上によって分配されなければならない(Ac.4,35)。しかしすべての者に平等に分配されてはならない。なぜならあなた方は皆、等しく強壮ではないからである。むしろ各人には、各人の必要に応じて分配されるべきである(Ac.2,45;4,35)。実際あなた方は、『使徒行録』にこう読んでいる。「彼らのあいだではすべての物が共有された。そして各人の必要に応じて各人に分配された(Ac.2,44-45)」。