この戒律の遵守と朗読

 どうか主が、あなた方をして、これらすべてのことを守ることができるようにして下さいますように。あなた方が、霊的な美の愛好者となり、善き振る舞いによって(Jc.3,13;1 P.3,16;2,12)、キリストの善き香りを放つ者となりますように(2 Co.2,15)。あなた方が律法の下に置かれた奴隷ではなく、恵みの下に置かれた自由な人となりますように(Rm.6,14;Ga.4,1-7)

 また、あなた方が、あたかも鏡の中に眺めるように、この小著の中に自分自身を眺めることができるよう、そして忘却によって何も疎かにされないように、この小著は、週に一度あなた方に朗読されなければならない。そしてあなた方は、書き記されていることを実行している自分を発見したなら、すべての善きことの施与者である主に感謝しなさい。しかしあなた方の内の誰であれ、自分に何か欠けているものがあるのに気付いたなら、過ぎたことを痛悔し、未来に目を向けて、自分の負い目が赦されるよう、そして誘惑に引き込まれないよう、祈らなければならない(Mt.6,13)

聖アウグスティヌス司教の戒律、ここに終わる。

 

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