断食と食卓での朗読

 あなた方の肉体を、断食と飲食の節制によって、健康の許す限り制御しなさい。しかし断食のできない者がいるときは、その者は、病気の場合を除いて、食事時間以外に食べ物を摂ってはならない。

 あなた方が食卓に着いたときは、席を立つまで、慣例に従ってあなた方に朗読されるものを、騒ぎや争いごとを起こすことなく聴きなさい。あなた方の喉だけが食事を通すののではなく、さらに耳も神のみ言葉に飢えなければならないのである(Am.8,11;Mt.4,4)

 以前の習慣が原因で脆弱になった者たちが食事のとき別様に処遇される場合、そのことが他の者たちの迷惑にならないようにしなければならない。またそれが、別の習慣によって強壮な者たちの目に不公正に映ってはならない。さらに、後者の者たちは、自分たちの摂らない物を食べているからといって、前者の者たちが自分たちよりも幸せだと考えてはならない。むしろ彼らのできないことを自分たちができるのを感謝すべきである。そして優雅な生活習慣から離れて修道院に入った者たちに、他のより強く、したがってより幸いな者たちには与えられない食べ物と着る物そして毛布類とが与えられた場合でも、これを与えられなかった者たちは、彼らが自分たちのように身体的に強い者たちの倹しさに到達できなかったにもかかわらず、どれほど身を低めてその世俗的な生活からこの生活へと遜って来たかを考えてみるべきである。また、若干の者たちが、敬われるためではなく、寛大に扱われてよりたくさんのものを受けるのを見ても、みなこれを望んではならない。富んでいた者たちが修道院内で為しうる限りの努力を重ねているのに、貧しかった者たちがそこで優雅になるとすれば、それは、忌まわしい本末転倒である。

 

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