修道服の洗濯、入浴、病者、日用品

 あなた方の着物は、長上の判断の従って、あなた方自身で、あるいは洗濯係の人たちによって、洗濯されなければならない。清潔な衣服への過剰な欲求が、魂の内に汚れをもたらすことのないようにしなさい。

 病気の必要に迫られた場合には、身体の洗浄を拒んではならない。治療の命じるところを不平を言わずに行いなさい。たとい望まなくても、健康のために為すべきことは、長上が命令した通りに行いなさい。しかし、たとい望んでも、有益なことでなければ、その欲求に応えてはならない。というのは、有害であるにもかかわらず、快適なものが有益だと信じられるときがあるからである。また、痛みが体の中に潜んでいて、神の僕が痛いと言うときは、迷うことなく彼の言うことを信じなさい。しかし治療の際に、望み通りのことが、その痛みの治療に有益かどうか判然としない場合には、医者に診てもらわなければならない。

 浴場に行くときは、あるいはどこか他所に行く必要のあるときは、二人ないしは三人以上の人と一緒に行きなさい。また、どこかへ行く必要のある者は、長上が命じた者たちと一緒に行かなければならない。

 病後の回復期にある病人の世話や、熱がなくても何らかの不調に苦しんでいる病人たちの世話は、誰か一人に一任されなければならない。その者は、自ら物品配布所へ行って、必要と思うところのものを請求すべきである。他方、物品や衣料または書籍の担当を任された者たちは、不平を言わずに兄弟たちに仕えなさい。書籍は、毎日、所定の時間に請求されなければならない。所定の時間外に書籍を請求する者は、受け取ることができない。また、着物や履物を欠く者が、それらを必要としている場合には、それらを管理する者たちは、求められているものを遅滞なく与えなければならない。

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