20 実際、エジプトは、悲鳴の覆いとしてファラオを包んでいました。そのような外衣が、僭主の身体のために織られました。そのような外套を、頑ななファラオに、正義のみ使いは着せました――辛い悲しみを、触れることのできる暗闇[1]を、子どものない状態を。そして (正義み使いは)、エジプトの初子たちの上に臨んでいました。なぜなら、初子たちの死は、迅速で止むことがなかったからです。



[1] Cf.Ex.10,21.