47 ですからあなた方は、次のことを学んでください:苦しんだ人が誰であるか、そして、苦しんだ人と一緒に苦しんだ方は誰であるか、そして、主が地上の臨んだのは何故であるかを。それは(主が)、苦しんだ人を着衣することによって、彼を諸々の天の諸々の高みへと連れ去るためです。

「元の中で、み言葉を通して、天と地と、そしてそれらの中にあるすべてのものをお作りになった神[1]」は、土から人間を造形し、その造形物に息を分け与えました[2]。そして、彼を東方の楽園の中、エデンの内に置きました[3]――そこで何不自由なく暮らすために。そのとき(神は)、次の諸々の事柄を掟として彼に定めました:

「楽園の中の一切の木から、あなた方は食物として食べなさい。しかし、善美と醜悪を覚知する木から、あなた方は食べてはならない。あなた方が食べた暁には、あなた方は死によって死ぬだろう[4]」と。



[1] Cf.Gn.1,1; Jn.1,3.

[2] Cf.Gn.2,7.

[3] Cf.Gn.2,8.

[4] Cf.Gn.2,16-17.