54 それらの事柄に、罪は喜びました。死の同業者である罪は、人間たちの諸々の魂の中に先に進入しました[1]。そしてそれは、使者たちの諸々の身体を諸々の食物として死に準備しました。一切の魂の中に罪は、痕跡を置き入れました。そして(罪によってその痕跡を)置き入れられた人たちは、終わらなければ成りませんでした[2]



[1] Cf.Rm.5,12.

[2] 「終わらなければならない」とは、「死ななければならない」ということである。訳者(朱門)は直訳している。