47 籾殻

 

プラガトゥーリのバティコルビスに住むカンビオという男は、脱穀場を掃除している時に靭穀を呑み込み、取り出すことができず喉にはり着いてしまった。八日の間、喉の激しい痛みに衰弱し悪化する一方で、四日目には食べることも話すこともできなかった。彼の病の治療が医学では見出せなかったので、福なる人ドミニコのもとへ馳せつけると。祈りによって突然に健康が与えられた。