天地を喰らうU

天地を喰らうと聞いてピンと来る人も居るのではないだろうか
同名の漫画をゲームにしたこの作品
しかし、間違ってもグーグル先生で調べてはならない
何故ならアーケードで出た横スクロールアクションの方しかでねぇからだよ!
ここで自分が言っているのは知る人ぞ知るファミコン版天地を喰らうUである
主に何処が違うって聞かれたらまぁ、何だ
根本的に違う(色んな意味で
まずなんと言っても違うところはFC版はRPG
更に戦闘システムが従来のRPGと違うのも特徴だ
ドラクエやファイナルファンタジーなんかはHPと自分達の体力が表記されているがこのゲームは違う
一応三国志をベースに作られているのだが
HP=兵士数となっているのだ
そして兵士が0になったら討ち取られて戦闘不能となるわけだが
そしてここからが違うとこなのだが
この本来なら残り1でも一応問題無いHP
しかしここでは兵士数となるためなんと攻撃力にも影響が出る
当たり前と言えば当たり前だ。武将がいくら優れていても5000人相手に1人は無茶だろ
しかもこれが後半になってくると自分達の兵士数と敵の兵士数の差が激しい
とりあえず実際に画像を見てもらおう

ちなみにこれは最後の戦いである
何故かラスボスが司馬懿なのかは置いといて
こちらの平均兵力:約3900
敵の平均兵力:約9300
その差:各武将ごとに約5400
はっきり言ってありえん
しかも相手はこの時城に篭っているため防御力アップ
正攻法で攻めたら100%負けます
そこで出てくるのが魔法と同じ効果とも言える「策略」コマンド
策略には偽退の計や落石の計、更には血路、遠遁、離間などその種類はさまざま
使用するには策略ポイントってのを使うのだがそれがまた難点であったりするわけで
全員で一つの策略ポイントを併用して使っているのだ
つまり知力の低いお馬鹿さんが牽制や回復のためにバカバカ使うほどの与力は一切無い
しかし知力と武力を兼ね備えた武将なんて多くは居ない
覚えてる限りを出すと
チョウウン カンウ キョウイ えーと、後は・・・
うん、三人だけだ
しかもその内カンウは途中で抜けてしまうため文武両道は実質チョウウンとキョウイのみ
もう策略はラストになるにつれて使えなくなるに等しい
ちなみに知力は威力にも比例するが何より成功率に比例するのがつらい
最高値は255なのだが250あっても255相手だと策略なんて滅多に決まらない
しかし力押しでは勝てない。だが相手の策略は喰らうのにこっちは当たらない
そんな時に使うことになるのがもう一つの要素「陣形」である
これは決戦とかそういうやつの陣形よりロマンシング・サガの陣形に近い
陣形によっては先制攻撃ができたり策略の効果があがったりと非常に重要な位置づけである
中でも群を抜いて性能が良いのが八卦の陣である
説明は面倒なので省略するが、掻い摘んで言えば一人だけがダメージ受ける状態になって他は無敵になる
まさしくキング・オブ・陣形
ロマサガ2でのラピッドストリーム+クイックタイム
ドラクエ6での全員マダンテ
ROでのVit=Agi極振り騎士
多少表現が大げさかもしれないがまぁそれほど使えるって事だ
三国志で出てきた有名な戦い(赤壁の戦いや官渡の戦い)なども出てくるためストーリーも悪くない
もし何か機会ががあれば一度プレイしてみることをお勧めする
ただ主役が蜀のため、「俺は魏が大好きで譲れないんじゃい!」とか「呉が出てない三国志なんて三国志じゃない!」
なんて主張する人はあまりやらない方が良いと思う