July19,1999
Party Favors
AlAnderson
TwinTone Records
party favors
NRBQのアル・アンダーソンのソロ2作目。1988年。
ロックンロールなのだ。なにしろ。全編気持ちよくて、突き抜けていて。これから夏に向かってずーっと聴いていたいと思わせるそんな曲ばかり。凝った細工とかは全然ない、とにかくストレートなのだ。アップテンポの曲はとにかくタイトでビートが効いてて、リフはかっこいいし、ボーカルもかっこいい。ミドル調のロッカバラードはとにかくメロディーがきれいでサビがグッとくる。
これぞアメリカン・ロック。結局こういうのが好きなのね、私。ライブ見たいぞ。(中古LP)

WatchDog
JulesShear
EMIAmerica Records
ジュールズ・シアーの1983年発表のオリジナルアルバム。プロデュースはトッド・ラングレン。
シンディー・ローパーのヒットでおなじみの"All Throughthe Night"の自演を含む。
本アルバムではジュールズ・シアーのポップな面が全開だ。ビーチ・ボーイズ風あり、E.L.Oっぽいエレクトロ・ポップ風あり、ととにかくわかりやすいメロディーを持った曲が多い。ジュールズ・シアーといえば寂し気で身体からしぼり出てくるような痛いほど繊細なメロディーと詩が印象的なのだが、本アルバムはこう、なんというか構築してるというか箱庭的というか一曲一曲がきっちり作りあげられている。絶対にトッドの影響大なのだが、これがまたよいのだ。POP職人的色合いが。
しかしトッド・ラングレンという人、自分色に染めないと気がすまないらしい。(中古LP)
watch dog

Save For A RanyDay
Jan& Dean
Sundazed
sane for a rany day
うっとうしい梅雨の季節。いかがお過ごしですか?僕はこのアルバムを聴いて雨を楽しんでいます。
Brian Wilsonのとっての"Smile"と同じ意味合いを持つのがJan&Deanにとっての本アルバムだ。ジャンが交通事故により瀕死の重傷をおっていいる時期にディーン・トーレンスが中心となって作りはじめたのだが・・・・。ゲイリー・ゼクリーとの関係などこのアルバム製作に関わる裏話は尽きないのだが、それはさておき。全編曲間には雨音のSEがちりばめられ、(それにしてもすごい雨音、絶対豪雨だ)”雨”を主題にした楽曲ばかり。ゼクリー、ネクテル等が作ったオリジナルからスタンダードカバーなど曲は粒ぞろい。そしてバックをかためるのは(というかおそらくバックの人主導だろう)ジョー・オズボーン、ラリーネクテル、ジェームス・バートンなど一流セッション・マン。彼等が作り上げた壮大なポップシンフォニーを堪能あれ。1967年。

FredParris And The Satins
FredParris And The Satins
Elektra
ドゥーワップの超名曲"In the Still of the Night"で有名なファイブ・サテンズがドゥーワップからソウルへと転向し、82年に発表したアルバム。プロデュースはマーティ・マーキュウィックス。そしてストリングス・ホーンアレンジはチャールズ・カレロ。
全体的にスタイルスティックスやデルフォニックスなどにも通ずるスィートネスでメロウな仕上がり。フレッド・パリスのボーカルもファイブサテンズ時のファルセットボイスではないにしろ、甘くせつない歌声は変わらない。ドゥーワップファンとしてはたまらないTrack3のドゥーワップのカヴァーメドレーだろう。"Sixteen Candle"〜"Earth Angel"〜"Only You"〜"A Thousand Miles Away"〜"Tears OnMy Pillow"〜"Since I Don't Have You"〜"In the Still of the Night"とゆう涙ものラインナップ。
fred parris and the satins

It Happened OneBite
DanHicks
WarnerBros.
it happened one bite
またも『名盤探検隊』から。78年発表のアニメーションのサントラとして作られたのが本盤。結局そのアニメーションは幻に終わったのだが。プロデュースはあのトミー・リピューマ。
ダン・ヒックスのソロ名義にはなっているけど、当時活動の中心であったダン・ヒックス&ヒズ・ホット・リックスのアルバムといっていいみたい。メンバーも参加してるし、なによりアニメは中止されたし。
ジャズにカントリーそしてフォークにラテンと一曲ごとに色が変わるのだ。そしてなんといってもドッカと存在感たっぷりのダン・ヒックスのとぼけたボーカルとところどころであいづちのように出てくる女性コーラスが印象的だ。この全編にただようグッドタイミーなジャグ・バンドミュージックはくせになりそうだ。

BrianElliot
BrianElliot
WarnerBros.
名盤探検隊シリーズから。オリジナルは78年発表のシンガーソングライターであるブライアン・エリオットの最初で最後(になるかどうかわからないが)のアルバム。当時流行であったシティーポップソウルの好盤。
プロデュースはエリック・ジャコブセンということもあり、ラヴィン・スプーンフル〜フィフス・アベニュー・バンドのグッドタイムミュージック系の流れを汲むといってもよいと思う。
また、バックを固めるのは西海岸系ミュージシャンの蒼々たる顔ぶれで唯一無比の演奏を聞かせる。当時の最高の顔ぶれといってもいい、後にTOTOとなるジェフ・ポーカロ、ディビッド・ハンゲイト、クルセイダーズのウィルトン・フェルダーやラリーカールトン。リー・リトナーにジェイ・グライドン等名前を挙げたらきりがない。まけにエンジニアはジミー・ハスケルだ。
洗練された演奏、メロディーに、ブライアン・エリオットの優しい歌声が乗る。都会的だ。
brian elliot

Phil Spector'sFlips and Rarities
Various
Unknown
flips and rariries
久々スペクターものCDを購入。このジャケでグレーテストヒッツ盤をよく中古LPでみかけたしろものだが、今回スペクターの仕事のレアサイドを集めたものとしてCD化。
ライナーとか年代とか全く情報がないのでなんともいえないが、以前エーサイドからでていたPhil Spector Masterpieceや、レアマスター1、2、そしてBack To Mono Box とほとんど重なっているのでは?しかしあまりにメジャー曲も収録されたりしているのでバージョン違いか、はたまたレアトラックか?
とりあえず、ロネッツの『Walking in the Rain』との競合をさけるため発売後2週間で回収されたDarlene Loveの『He's A Quiet Guy』は初めて聴いた。
最近スペクターもののCD化情報を知らないので海のものとも山のものとも言えません。
しかし、レアだろうがなんだろうがよいものはよい。久々に味わったすばらしい音圧、アレンジたまりません。

Owsley
Owsley
GiantRecords
大手輸入CD店ではプッシュされているNew Artistの1st。一言でパワーポップとはいいがたい、ビートルズ、XTC、10CC、トッドラングレンなどのポップセンスを確実に受け継いだソングライティングには脱帽。
全曲自身で作曲、プロデュース。
ジャケットの通り飛び跳ねたくなるような弾ける曲がズラリと並ぶが、弦楽器を絶妙に配して歌われるミドル調〜バラードの曲はとてもセンチメンタルだ。なんといってもツボを押さえたサビのメロディーがGood!!。メロディーメイカーぶりが伺える。(新録)
owsley

May21,1999
Ridin' in MyCar
NRBQ
Rounder
ridin' in my car
アメリカンルーツバンドNRBQの77年『All Hopped Up』の新装盤。未発表曲4曲、リミックス曲2曲を収録している。ほんと気取らない、肩の力が抜けたリラックスしているバンドだ。このアルバムはルーツバンドとはいえ、ウルトラキャッチーな曲がならぶ。楽しくてウキウキするような曲が次から次ぎへと出てきて玉手箱のようなアルバム。ジャズ、カントリー、R&Bのアメリカのルーツミュージックを大衆向けにオブラートにつつんで提示してくれている。だからとっつきやすい。ここからどんどん奥深くにはいっていけるんじゃないか。
再来日が近いことがあり、ディスクユニオンとかレコファンとかでCDコーナーができてたりするからこの機会に手にとって聞いてみるのも一興。
エルビスコステロなんかも影響おもいっきり受けてますね。

Whereabouts
RonSexsmith
Interscope
おそらく現代のソングライターとしては右に出る者はいないんじゃぁないか。大御所達もまっつぁおだ。すばらしいの一言に尽きる。これを聞かずしてどうする、といったところだ。ロンセクスミスの3枚目のオリジナルアルバム。プロデュースはミッチェ・フルームとチャドブレイクの現代最高プロデューサーチーム。
美しくて、せつない。これでもかというくらい心にしみわたるメロディー、最高。
しかしこういうポップなサウンドを奏でる人とは正直思わなかった。もっとトラッド色が強くて、フォークよりの人かと思っていたがそうではなかった。しっかりとそのへんの自分のルーツミュージックを捉えて(この人カナダのひと)さらに子供のころ親しんだであろう、アメリカ、イギリスのポップスを昇華している感じがした。
個人的な肌触りはジュールズシアーから灰汁をぬいた感じに近い印象。さらにダブルボイスのコーラスがからむ曲ではなぜだかポールマッカートニーがちらついた。と、いうかアルバム全体がブリティッシュなにおいがするのはやはりプロデューサーの二人の力か。しかし、2人がプロデュースしたアルバムにしては独特なサウンドは比較的押さえ目にしているような気がする。
まぁなにしろ騙されたと思って聞いてみましょう。サブカルもいいですけど王道もいいもんです。
アトラクションズのピート・トーマス、”ナッシュビル”ブラッド・ジョーンズ(昨今のポップシーンではキーマンですね)参加。(新録)
whereabouts