Jeff Lynne Solo Works vol.1


Idle Race ~ The Move ~ Electric Light Orchestraを経て、80年代後半からは、George    Harrison,Brian Wilson,Roy Orbison等の大物アーティストのプロデューサーとして活躍した”元祖再生屋”Jeff Lynne。その地位はBeatlesの”アンソロジープロジェクト”の最大イベントであったニューシングルのプロデューサーとして君臨することで頂点を極めた。
                
そんなJeff Lynneが2001年6月、自らのElectric Light Orchestraを”復活”させ、ニューアルバム   『Zoom!』を発表するという。
そこで、復活記念としてJeff Lynneのソローワークスをご紹介しよう。ただ、僕も全てを所持しているわけではないので、コンプリートではないですがそのへんは御容赦を。


Solo
現在までソロ名義として作品としてはアルバム1枚、シングル数枚とファンにしてみれば寂しい限りだ。


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Armchair Theatre
1990 Reprise Records
1990年発売、現在までの最新ソロアルバム。
ウィルベリーズ組は全面参加と思われる。Roy Orbison,Del Shannonとウィリベリーズ組の再年長者が相次いで他界した直後という背景を考えると、どうしてもアルバム全体が”敬意の念”と”悲しみ”に被われているような感じがしてしょうがない。
アルバムを通してのJeff Lynnの歌いっぷりったら、まるでRoy Orbisonが乗り移ってるじゃないか。ボーカルスタイルはOrbisonの影響下にあることは以前から指摘されているが、さらに倍、といった感じ。

サウンド的には80年代後半からの一連のProduce作品と同様、ノンエコーの乾いた感じの「ズシュッ」というドラム音にギター・ウォールオブサウンド。ところどころフィルインしてくるELOっぽいチープなシンセ音、と定番。

おそらく自分の好きな曲をやったいました的なオールドタイミーなカバー3曲にTom Pettyとの共作1曲を含む。


アルバムクレジットにある"God Bless Del Shannon"という文字がいっそう物悲しさをさそう。



O.S.T 「A ll This And World War II」

                1976 20th century Records
第二時世界大戦の記録フィルムのサントラ。全曲ビートルズのカバーによって構成されている。この中でJeff は
With A Little Help From My Friends〜Nowhere Man
を担当。
なんと盟友Roy Woodもこのサントラに参加していて、Lovely Rita,Polythene Pam を担当しています。
しかし、このアルバム未聴です。こないだ中古屋で投げ売りされていたのを目撃し「こんなの買うやついねーよなー」と後回しにしていたら、後日除くと捕獲されていた後であった、トホホ・・・・。未CD化。



Doin' That Crazy Thing / Goin' Down To Rio

1977 Jet Records
Jeff Lynne流ディスコ・サウンド。そういうことがやりたくなるような時代だったのね。流行を自分なりに・・・というやつ。
特に言うべきことなし。ただ、ジャケットにこの曲の踊り方が、コマ写真で詳細な解説がされている。(それもジャケットの表にだ)御丁寧に裏ジャケにはどのコマを何回踊るべし、という注意書きまである。 踊りに相当こだわりありと見た。

当時E.L.Oのアルバム「Discovery」のタイトルを逆さにして「Very Disco」で思い付いたとか付かないとか。ウソのようなホントのはなし。

don't_that_crazy_thing

O.S.T 「Electric Dreams」

                1984 virgin Records
またもやサントラへの参加。
Video
Let It Run

の2曲を提供。Videoはシングルカットもされました。
これも未聴。CD化はされているようです。  



O.S.T 「Robin Hood Prince of Thieves」

1991 Morgan Creek Rec.
またまたサントラ参加。プロデュースと曲提供。

Wild Times

おそらくジュリアナ・レイがバックボーカルをとっていると思われ、彼女のアルバムプロデュースのきっかけになったのではないでしょうか。




Producer
80年代後半から本格的にプロデュース業を始め、次々に大物アーティストを第一線に呼び戻した功績は大きい。
一聴してわかるサウンド、コーラスはフィルスペクター、ビートルズの影響は大。
                 
1、ウィルベリーズ人脈
2、ビートルズ関連
3、その他
                 
と分けて紹介したいと思います。
まずは、ウィルベリーズ人脈から。



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Cloud Nine

George Harrison
    1987 Dark Horse Records
全てはここから始まった。この成功からBeatlesのアンソロジープロジェクトまで、繋がっていくのだ。
1987年、ジョージとしては5年振りとなるソロ・アルバムに共同プロデューサーとして名を列ねるJeff Lynne。非常にBeatles的なアルバムになっているのはやはりJeff Lynneのしわざと考える。ジョージはジョージとしての役割に徹し、Jeff LynneがいわばLenon-MacCartney。

当時このアルバムを聞いたときジョージのソングライティングの良さもさることながら、Jeff Lynneが愛すべきビートルフリークであることが改めてわかったのを強く覚えている。



Traveling Wilburys Vol. 1

Traveling Wilburys
                      1988 Wilbury Records
ボブ・ディラン、ジェフ・リン、トム・ペティ、ロイ・オービソン、ジョージ・ハリスンという超大物グループの一作目。アルバムクレジット等は匿名にするためWilbury兄弟という設定になっている。

ボブ・ディラン ー Lucky Wilbury
ジェフ・リン ー Otis Wilbury
トム・ペティ ー Charliet. Jnr
ロイ・オービソン ー Lefty Wilbury
ジョージ・ハリスン ー Nelson Wilbury

なぜかトム・ペティだけWilburyでないが、なぜだろう?
全曲作詞作曲のクレジットはTraveling Wilburys名義。ジョージとジェフの共同プロデュースとなっている。

前年にジョージがヒット作を飛ばしたとはいえ、トム・ペティ以外の4人はほとんどパッとしなかった時期だ。しかし、ジェフ・リンがロックンロールのつぼを押さえた見事なプロデュースでウィルベリーズ一家を支えている。
前年のジョージのプロデュースがかなりの自信になったのか、いっきにそのサウンドを押し進めている。この作品でその後のプロデュースで見られるサウンドがここで完成。
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Mystery Girl

Roy Orbison
    1989 Virgin Records
リスペクトのなにものでもない、Jeff Lynneのプロデュース振り。本アルバムでのJeff Lynnのプロデュース曲は下記の通り。

You Got It
A Love So Beautiful
California Blue

その上、上記三曲のコンポーザーは全て、Roy Orbison/Jeff Lynne/Tom Petty。

明らかにウィルベリーズの「Not Alone Any More」の流れからくる本アルバムのこの3曲。

このボーカルスタイルぜひ堪能してもらいたいと思う。One and Only。Jeff LynnはE.L.O時代からこのボーカルスタイルの影響下にある。「Confusion」はいい例。

このアルバム後、ロイ・オービソンは他界する。
それを思うとこのアルバムのどの曲も涙無しには聞くことはできない。


Full Moon Fever

Tom Petty
    1989 MCA Records
アメリカっ。
アルバム全体にアメリカが漂っている。
イギリス人のジェフ・リンがプロデュースしてるとは思えない。ジェフ・リン、トム・ペティ、そしてハートブレーカズのマイク・キャンベルの共同プロデュース。

ウィルベリーズ直後、前記のロイ・オービソンの作品とは時期的にはクロスしてることから考えてみるに、サウンドは延長線上にあることは一聴すればわかる。しかしここでのジェフ・リンのプロデュース振りをちょっと抑えめ。アルバム全体に漂う静寂感がそんな風に感じるのではないだろうか。

静けさの中の熱気。

そんなのが狙い?12曲中7曲はジェフ・リンも共作者に名を連ねている。

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Traveling Wilburys Vol.3

Traveling Wilburys
1990 Wilbury Records
偉大な先人の死を乗り越えての2作目。

各自のシークレットネーム、また変わっとるやないけ。

ジョージ・ハリソン-Spike Wilbury
トム・ペティ-Muddy Wilbury
ジェフ・リン-Clayton Wilbury
ボブ・ディラン-Bo Wilbury

どこかの雑誌かなにかで読んだが、Volume2は製作されていて、そこには亡くなったロイ・オービソンも参加しているとのこと。ブートででているらしいのだが未聴。

全編に流れるドラムの爆音、と隙間なく埋めつくされたアコースティックギターの音の壁。Vol1の時よりいっそう激しい。
あぁここにLefty Wilburyがいて、あの広い大地のような美声を聞かせてほしい・・・と思うのは僕だけではないはず。

"Volume 3 is Dedicated to LEFTY WILBURY"



Rock On!
Del Shannon
1991 Silvertone Records

いわゆるナツメロの人であったのを見事”今”のロックンローラーへ復活。ジョージ、ロイ、と手法はおんなじ。ELO風味の味付けとギターによるシンプルなロックンロールを聞かせてくれる。
ロイの代役としてウィルベリーズへの参加もきこえていたのだが、この人のこの作品を最後に他界。
ウィルベリーズは呪われてるよ〜、と当時は思ったことを思い出す。
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Into The Great Wide Open
    Tom Petty and the Heartbreakers
    1991 MCARecords
2曲を除いてソングライティングまで参加。アルバムごとプロデュースというもはやHeartbreakersの一員と化してます。さすがにJeffLynn色はちょっと薄まってるけどコーラスの感じ、さりげなくバックになっているアコギの重なり具合なんかはそのもの。
"Full Moon Fever"の感じに開放感をプラスって印象。
いいアルバムです、素直に。       


King Of Hearts
    Roy Orbison
    1992 Virgin Records
死後発表された、ロイの奥さんが中心になって"Mystery Girl"前後に録音されて未発表だったものにDon Was,Chip Moman,Robbie Robertsonらのプロデュースによってアルバム化、といったものなんですかね。おそらくジェフプロデュースの2曲は"Mystery Girl"から漏れたものって感じでしょうか。

Heartbreak Radio(曲名が泣かせるぜ、くぅ〜)
I Drove All Night


とにかく泣けます。まさにKing Of Hearts。

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Next
(次はBeatles関連プロデュースに続きます)



Tin Pan Alley
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