ジェネローサローズ




 フランスのギヨー社(1829年創業)が近年発表したNew Old Roses「ロサ ジェネローサ」シリーズのバラです。2004年の「国際バラとガーデニングショー」で日本初紹介され、2006年から本格的に発売されています。
イングリッシュローズと同様に、モダンローズの丈夫さと花色の多様性にオールドローズの精巧な花型と香りを併せ持っている四季咲きのシュラブローズで、そのロマンチックな花はロザリアン(バラ愛好家)の心をつかんで離さないといった感じでしょうか?
 「ソニア リキエル」「ポール・ボキューズ」「ベルシーニ」などが代表作ですが、次々に新しい品種が出てきています。バラ図鑑などでは、HTに分類されていることが多いですが、ゆくゆくはイングリッシュローズのように「ジェネロサ」というブランド名を確立するものと思われます。

 ただ、新しいがゆえ現在はまだイングリッシュローズほど安定されていないよう思えます。直輸入の場合は、苗が育たず予定されていた苗が輸入されないようなこともありました。また、輸入苗を入手しても枯れてしまい花を見ることができなかったり、なかなか育たずいい花が咲かなかったりと、日本の気候に合うまでにももう少し時間が必要なのかもしれません。
 私は、今年ギヨーの日本での代理店であるローズ・オブ・ローゼスから苗を取り寄せました。てっきり輸入苗が送られてくると思っていたところ、接ぎ木でしっかり育った大苗が届きました。直輸入よりは、苗の負担が少ないと思うので、2007年春どんな花が咲くか楽しみにしています。







Guillot(ギヨー)の歴史

 1829年、庭師だった1代目ジャン・バプテスト・ギヨーが薔薇の栽培を始める。1987年、2代目ジャンバプテスト・Jrがラ・フランスを発表。その後数多くの薔薇を作出し世界のコンクールで多くの金賞を獲得。3代目・4代目も多くの名花を作出し、世界の庭師や園芸家はギヨーのカタログを手放せなかったとまで言われた。4代目マーク・ギヨーが第2次世界大戦後に亡くなった時、5代目ジャン・ピエール・ギヨーはわずか10歳であったが、170年以上続く伝統を守ろうと他のナーサリーに入り技術を磨いた。現在は6代目の従兄弟ドミニック・マサと共に、クラシカルな花型と、モダンローズの色幅と香りを備えたオールドローズのような"ロサ・ジェネロサ(Rosa Generosa)"という新しい薔薇の系統に取り組んでいる。








入手方法

 2004年に発売された「アマンディーヌ シャネル」に一目惚れし、昨年通販で注文しましたが、残念ながら入手できませんでした。
今年は、ローズ・オブ・ローゼスに注文した「エリザベス スチュアート」「エミリアン ギヨー」「エリエンヌ ジレ」「アンスティティ リュミエール」の4株が我が家の庭にやってきました。
アマンディーヌシャネルは、残念ながらまだカタログに載っていなかったので、昨年同様チェルシーガーデンにお願いしてあります。2月頃に入荷するそうですが、今年こそあの美しい花を見ることができるでしょうか・・・・。ドキドキワクワクしながら待っています。



 販売については、ローズ・オブ・ローゼスが総代理店となっています。接ぎ木によりしっかり育った大苗が届きます。植え付け後枯れてしまった場合は、保証がありますが、新しい品種は直輸入より取り扱いが遅れます。

 「日本橋三越チェルシーガーデン」のように直輸入している店舗もあります。取り扱い品種は、ローズ・オブ・ローゼスより多いですが、苗の状態によってはキャンセルになってしまうこともあります。



ローズ・オブ・ローゼス 岐阜ばらえん  
TEL058−032−1154 FAX058−324−6622
〒501-0441
岐阜県本巣郡北方町曲路2−87
カタログ入手方法 
郵便小為替1,000円分+切手210円分を同封、自分の
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日本橋三越チェルシーガーデン
TEL03−3274−8546FAX03−3279−4571
〒103−8001 
東京都中央区日本橋室町1−4−1
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