バラの消毒
 バラは、病気の管理が大変だと言われますが、我が家のバラは秋にはほとんどの葉を落としてしまいます。
以前は、出来るだけ病気にかからないように、1月に2回づつ本に書いてあるとおりに薬剤を散布していましたが、いったん発生した黒点はあっという間にほとんどの葉を落としてしまいました。
何年かその繰り返しでしたが、消毒しても思ったほどの効果が得られず、健康にも害がありそうだったので、薬剤散布は全てやめて2年様子を見ました。
比較的強いイングリッシュローズは、葉を多く残している株もありましたが、全体的に梅雨以降の状態はひどいものでした。
本来なら、夏の間に来年のために育つ枝やシュートにも、葉がなくては十分な栄養が行き渡らず、春はある程度見事に咲くものの、何年たってもよそのお宅や本で見るようには大きく育ちません。
なにもしないのもバラに申し訳ないような気がして、ローズクラブの講習で教えて頂いた「有機農産物に使える農薬と自然物由来の農薬を使った消毒」を試してみることにしました。即効的な効果は見えませんが、来年以降のバラたちと比較していきたいと思います。


            

有機農産物に使える農薬と自然物由来の農薬を使った消毒
□□□ 定期散布 □□□
基礎消毒液




(年間を通して毎週1回)  病気(黒点病・さび病・うどんこ病)の予防
《基礎消毒液》(15リットル/100株) 
 イオウフロアブル(病気の予防)100cc/1500倍
 アビオンE(パラフィン系展着剤)   30cc/500倍
 バイオゴールド・バイタル(葉面活性効果の肥料) 100cc/150倍
予防液



 
 (3月〜12月 毎週1回)
《予防液》
 木酢液(唐辛子・ニンニクを漬け込む)  1000倍
 ニームオイルまたは緑豊U 400倍 


 上記のように、定期散布は毎週行うのが効果的ですが、毎週の散布はできないので2週間に1度(月2回)の散布になってしまっています。
 石灰硫黄合剤も、すべての株には塗りきれないので、毎年被害の多いバラや弱ったバラのみに塗布しています。
 部分的に病気が発生した場合などは、気づいた時点でその都度、市販のスプレー式の消毒液をピンポイントで散布しています。


□□□ 随時散布 □□□
株元へ散布

モスピラン(6月中旬〜8月上旬に10日に1回)   
ゴマダラカミキリ幼虫対策
土に埋め込み
ベストガード粒剤  4・7月中旬
枝に塗布
石灰硫黄合剤を枝に塗布(12〜2月)



病気になってしまったら・・・     

ウドンコ病


オスバン(逆性石けん)またはイソジンで葉を洗浄 1000倍
硫酸カリ2000倍液を施肥 地植   5リットルを3日おきに2回
                 鉢植え  1リットルを3日おきに2回
ウドンコ病 ベンレート2000倍またはメラネシン1000倍
黒点病 サプロール 800〜1000倍
灰カビ病

ベンレート2000倍またはミドリル1000倍

ベト病 ミドリル1000倍
一般殺虫 オルトラン液剤・モスピラン乳剤・ベストガード水溶液