基本操作
■移動時
 ・A:決定
 ・B:キャンセル
 ・X:マップ画面に切り替わる。(町から脱出する。ただし戦闘が発生しない町内に限る。)
 ・Y:ステータス画面に切り替わる。
 ・L:十字キー+Lで方向固定移動。
 ・R:十字キー+Rで方向固定移動。
 ・スタート:一時停止。
 ・セレクト:所持マップの確認画面に切り替わる。さらにLorRで別の所持マップを確認できる。

■戦闘時
 ・A:決定
 ・B:キャンセル
 ・X:-
 ・Y:-
 ・L:「まえにでる」に選択が移動。
 ・R:「うしろにさがる」に選択が移動。
 ・スタート:-
 ・セレクト:-

■パッドリセット
 ロマ1には2種類あり、ソフト裏面の「スーパーファミコンは任天堂の商標です。」の右横の数字で判別できる。
 ・数字が「901121」のものは初版で「スタート+セレクト+L+Rの同時押し」でソフトリセット可能。
 ・数字が「920214」のものは第2版でソフトリセットができません。


ロマ1の進め方
1.ロマ1を遊ぶにあたっての心構え
 現在はネットが当たり前の時代であり、検索すれば攻略情報にすぐアクセスすることができます。
 しかしながら、ロマ1が発売された1992年当時はネットは当たり前のものではなく、攻略情報と言えば攻略本や雑誌が主でした。
 加えて、ロマ1は当時では斬新であった「フリーシナリオシステム」が採用されたため、(意図してかどうかは分かりませんが)攻略本や雑誌に載っている情報には現在の攻略サイトが扱っているような情報は一切掲載されていませんでした。
 つまり、ロマ1というゲームは「事前に情報を知って計画的に進める」ことを意図したゲームではなく、「自由に冒険する」ことを意図したゲームなのです。

 ロマ1を「クソゲーだ」と批判する人のコメントを見てみると、その中には前提となる遊び方を誤っている人が多いように思います。
 まずは攻略サイトの情報などを見ることなく「自由に冒険する」ことを楽しんでみてください。
 遠足で目的地に着いて「ここからは自由行動です!」の自由行動がロマ1です。
 「あそこに行きたい!」「あれを食べたい!」「疲れたから休憩したい!」等、何をするかはあなたの自由です。
 自分でその場で決めてください。
 「自由に冒険する」ことを楽しんでください。
 それがロマ1開発者の方々が意図しているロマ1の遊び方です。

2.最低限の基礎知識
 Virtual Consoleのロマ1の説明:ロマ1(SFC版)付属の説明書と同じ内容です。

3.押さえておきたい基礎知識
■物語の進行
 ロマ1の物語の時間進行には戦闘回数が関係します。全く何もイベントが発生しなくなった場合は、適度に(16回単位で)戦闘をしてから「マップ画面からノースポイントに入る」もしくは「ミルザブールから船に乗る」をしてみましょう。そうすることで物語の時間が進行して、新たなイベントが発生します。

■地図と地名
 ロマ1で世界を移動するには地図と地名が必須で、これらの入手方法には以下のものがあります。
 ・人と話して入手。
 ・イベントの進行で入手。
 ・船に乗って入手。
 ・仲間を加入して入手。
 
 ポイントとなるのは仲間を加入しての入手です。主人公によっては下手するとゲームクリアに不可欠な地図・地名が入手できずにクリア不可になる場合もありえます。ですから、まだ未加入の仲間を見かけたら、とりあえず一度は加入させましょう。不要ならばすぐにパブで解雇すればいいだけのことです。

■必要なものは装備する
 「傷薬」などの消費アイテムを戦闘中に使用するためには、予め装備しておかなければなりません。使用したい場合は、武器と同じように装備しておきましょう。
 
■武器を外すとレベル0になる
 武器で攻撃することで武器レベルが上がり、技を習得していきます。しかし、武器を外すと武器レベルは0にリセットされます。そのため、再装備してもまた1から鍛え直さなければなりません。

■10000金以上持つためには換金が必要
 お店で物品を売ることで10000金を1ジュエルに換金できます。アイテム欄には常に換金売却用のものを用意しておきましょう。
 
■船代は人数分かかる
 船の代金が50金でパーティー人数が6人の場合、船に乗るには50金×6=300金が必要になります。


少人数の勧め
 何かと叩かれることの多いロマ1ですが、その原因の一つに「敵が多すぎる。戦闘がだるい。」といったものがあります。
 そこで、この点についてアドバイスをしてみようと思います。

 私の初プレイを振り返ってみますと、パブに仲間がいればすぐさま引き入れてパーティー強化に励んだものでした。しかし、これこそがロマ1初心者の陥りやすい罠なのです。確かにロマ1は6人までパーティー人数を増やせますが、あくまで「増やせる」というだけのことで「増やさなければいけない」ということではないのです。

 それではパーティー人数が複数の場合のメリットとデメリットを挙げてみます。
 【メリット】
 ・1ターンに人数分の行動ができる。
 ・隼キャンセルが使用可能。

 【デメリット】
 (1)船の代金が人数分必要になる。
 (2)必要に応じて武器、防具、術法が人数分必要になる。
 (3)少人数よりも成長速度が低下する。
 (4)戦闘の時間と手間が増加する。

 (1)(2)は金銭面での問題です。序盤からそんなに多くのお金を入手できるわけでもないので、金は無いは、装備は無いは、仲間は弱いは、船には乗れないは・・・という状況になりかねません。
 (3)については、ロマ1は行動したほうが成長しやすいのですが、人数が多いと全員が行動する前に戦闘が終わりかねません。
 そうなると行動した者に比べて、行動できなかったものは成長が遅れてしまいます。逆に全員が行動できるように配慮すると戦闘に時間がかかりすぎてしまいます。

 そして最大のデメリットと思われるのが(4)です。ロマ1の戦闘の流れは次のようになっています。
 (i)味方のコマンド選択
 (ii)敵味方の行動
  #戦闘が終了するまで(i)(ii)の繰り返し
 (iii)味方の成長と金入手

 (ii)(iii)は苦にならないのですが、問題なのは(i)の味方のコマンド選択です。味方のコマンド選択は毎ターン必ず人数分する必要があります。なので1人旅と6人パーティーを比べたら、コマンド選択だけでも単純に6倍の時間がかかります。これは最低6倍の時間がかかるということで、実際はもっとずっと多くの時間がかかってしまいます。

 それはパーティーの並び方が敵からのエンカウント方向によって崩れてしまうからです。攻撃が敵に届かないようならエラー音。届く攻撃に選択しなおしたり、列移動したり・・・。明らかに6倍どころの時間ではないほどの時間がかかってしまうのです。そんなことを毎ターン、毎戦闘、ウジャウジャいる多くの敵とやっていたら「敵が多すぎる。戦闘がだるい。」となるのは頷けます。

 このようにパーティー人数が多いと戦闘が楽になるはずが、逆に苦痛につながってしまうのです。「そうは言っても少人数は不安だ。」と思われるかもしれませんが、ぜひともお試しください。1人、2人でも十分に進めます。むしろ重点的に装備の強化ができますし、行動回数が増えるので成長速度も増しますし、何よりコマンド選択の時間と手間が減ります。
 #一人旅ならば隊列くずれとも無縁になります。
 #ボス戦もやりようによってどうとでもなりますから、さほど心配する必要はありません。

 コマンド選択の時間と手間。これが積もり積もって「敵が多すぎる。戦闘がだるい。」になってきます。少人数でコマンド選択の時間と手間を減らせば、1戦闘がサクサク進みますので、敵が多かろうが何てことはありません。「敵が多すぎる。戦闘がだるい。」と思っていらっしゃる方はぜひ参考にしてみてください。


基本テクニック
 以下に冒険を進める上で便利な(ロマ1愛好家にとっての)基本テクニックを挙げておきます。

■呪われた靴
 装備して回復術法を使用すると属性を持つ術法のダメージを1にできます。呪われた靴は魔の島にあります。

■高い指輪
 装備すると戦闘中毎ターンの最後に最大HPの1/16ずつHPが自動回復するのでとても便利。ミルザブール城に入ると目の前に水路があり、水路の滝をくぐって進んでいくとあります。

■隼キャンセル
 隼斬り、不動剣を選択後にキャンセルすることで、あらゆる行動で先制できます。素早さが低くて先手が取れないときに便利。

■無限使用
 幻体戦士術、シムラクラムを使用してから消費アイテムを使用すれば消費アイテム本体の個数を減らさずに使えます。

■無敵化
 1ターン内でシムラクラムをかけてもらう→身代わり術法(エレ、幻体、シム)を自分に使用することで重複エレ状態となって、気絶しても何度でも蘇ります。

■スターソード永久装備
 戦闘中に傷薬などの消費アイテムを使い切ってからスターソードを使用することで、武器欄にスターソードが残ります。
 #使い切ったアイテム欄にスターソードを装備することが永久化の条件となります。

■滝登り
 滝、流砂など逆らって進めない場所で、進む→即セーブ&ロード→1歩進む→即セーブ&ロード・・・を繰り返すことで、流れに逆らって進めます。ショートカットポイントは割りとあるので便利。

■一時消し
 ザコ敵との戦闘で勝利した後に四天王と戦闘を行い、その戦闘から逃げることで四天王シンボルを一時的に消せます。貴重なアイテムを取ったり、冥府に行ったりするのに便利。

■馬技
 アイシャの馬、バーバラの車にLorRを押しながら乗ると少しズレた状態になります。これを上手く使うことで壁をすり抜けたり、水中に進入したりすることができます。

■法力106
 術法を1種習得して法力を99にした後、残りの7種を習得することで法力が106になります。ただし法力レベルアップすると99に戻るので注意。またアルベルト限定で、アルベルトは初めから光の法力を持っているのでパーティー外成長で法力を99にしてから光の術法を習得することで法力を107にできます。

 #他にも様々なテクニックがあります。詰んだとき、困ったときは、お気軽にBBSで質問してください。

よくある質問
 ロマ1の戦闘に関する質問について簡単にまとめました。
 詳細は省いてありますので、詳しく知りたい場合は各コンテンツをご覧ください。

■聖杯や術法で突然ダメージが1しか与えられなくなりました。
 弱点属性と回復術法が関係しているのですが、セーブ&ロードすれば直ります。

■敵の術法が強すぎます。
 「呪われた靴」を装備して回復術法を使えば、大概の術法ダメージは1にできます。

■呪われた靴はどこにありますか?
 物語中盤にオービルにいる老人に話すと魔の島に行けます。その魔の島の塔内に安置されています。

■回復術法の回復量が著しく低下しました。
 器用さが51辺りになると回復量が低下するので、器用さをあげてみてください。

■いくらダメージを与えても敵が死にません。
 エレメンタルの重ね掛けにより無敵になっているので、すぐさま逃げましょう。

■出会えないモンスターがいます。
 「マンティコア」、「グリフォン」、「大だこ」、「マーマン」、「フロッケン」・・・俗に言うレアモンスターです。これらに遭遇できたという話も無いわけではありませんが、解析結果から判断すると、これらのモンスターに通常範疇で遭うことはありません。

■武器のレベルが全然上がりません。
 後半になると武器レベルが上がりにくくなる現象が多々起こりますが、延々と戦い続ければ必ず上がります。

■技を使っていても武器レベルは上がりますか?
 武器レベルを上げるには通常攻撃をする必要があります。なので、技だけ使っているだけでは武器レベルは上昇しません。

■シルベンの「牙」、ブラウの「しがみつき」はレベルアップしますか?
 「牙」はレベルアップして技も習得できます。「しがみつき」はレベルアップしません。

■「闇」と「邪」の術法を習得したい。
 赤魔法使いが5種ずつ使用できますが、現時点ではそれ以外に通常使用する方法はありません。ただしバグの産物として使用可能になる場合もあるようです。

■利き腕の影響はありますか?
 右利きの方が左利きよりも若干攻撃力が高いです。その代わり、左利きの場合はレフトハンドソードの攻撃力が高くなります。

■「愛」と「魅力」の影響はありますか?
 HP回復量に影響あるというのが定説ですが、それは全くの誤報です。「魅力」は王者の剣の成功率に影響し、「愛」はウイークネスを受けたときの魅力の減少量に影響します。

■盾の効果はありますか?
 盾を装備して片手で使用する行動をとった時に効果が現れます。具体的には、敵の単体物理攻撃を回避しやすくなります。

■素早さ99で疾風の靴を装備すると素早さは上がりますか?。
 疾風の靴を装備すると素早さが+10されますが、素早さが99の時にもその効果を発揮して素早さが109になります。

■ダイヤモンド、ブラックダイア、エメラルドを入手したい。
 バグなどで入手できるようですが、通常プレイでは入手できません。


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