「神との対話」その4

●他者や過去を基準にものごとを決めれば、あなたの存在意義はなくなる

自分で考え、どう感じるかを見つめてみれば、答えはおのずと明らかになり、あなたはそれに従って
行動するだろう。それが、自らを権威として行動するということだ。他者を権威として行動すると、わけ
がわからなくなる。
過去の知識に頼らない決断、それが純粋な創造と呼ばれるものである。そしてひとは、そうした決定
をしているとき、自分自身を新たに創り出していることに気づく。
あなたがたのほとんどは、この重要な仕事には関心がない。他人まかせにしたがる。だから、自分を
創造せず、習慣の生き物、外側から創られる生き物でいる。

新しい考えは、あなたにとって唯一のチャンスだ。発達し、成長し、本当の自分になるたったひとつの
チャンスなのだから。あなたの精神はいま、古い考えでいっぱいだ。古いだけでなく、ほとんどは誰か
べつのひとの古い考えだ。

●ニールが貧乏だったわけ・・・ニールはお金を欲しがっていながら、心の中では「お金は悪いものだ」
とか、「よいことをしてお金を稼いではいけない」、などと考えていました。

そこに金にまつわる矛盾がある。あなたの一部は金を拒否しているのに、一部は金がないことを恨んで
いる。それでは宇宙はどうしていいかわからない。宇宙はあなたから二種類の違った思考を受け取るか
らだ。そこで、あなたの人生は金に関するかぎり一貫性がなくて揺れ動くことになる。あなた自身の金に
対する考え方に一貫性がなくて揺れ動いているからだ。すべてを変える方法はひとつだ。あなたの考え
を変えるしかない。(ツール参照)

あなたは、世間的な成功を選ぶのか?もっとたくさんの金を選ぶのか?よろしい。では、それを選びなさ
い。なまはんかな気持ちではなく、実際に、思いきり選びなさい。

●したいことをして、暮らしなさい。

生活のためにしたくもないことをして、人生の時間をむだにしようなどと、どうして考えるのか?そんな人
生が何だというのか?そんなのは生きているのではなく死んでいるのだ。
人生とは身体がしていることだと主張するなら、あなたはどうしてこの世に生をうけたのかを理解してい
ない。少なくとも、楽しいことをしなさい。それなら、あなたが何者であるかを語ることになるから。
そうすれば少なくとも、ひとを恨んだり、怒りを感じたりしなくてすむ。

ほかのことは理解できなくても、つぎのことだけは覚えておきなさい。 あなたがたには楽しむ権利がある。
子供があろうとなかろうと、配偶者がいようといまいと、楽しみを求めなさい!楽しみを見いだしなさい!

●心配は最悪の精神活動のひとつだ

心配というのは非常に自己破壊的な憎悪のつぎに悪い。心配は何の役にもたたない。精神的エネルギー
の浪費だ。それどころか、身体を傷つける生物化学的反応のもとで、消化不良から冠動脈血栓にいたる
まで、さまざまな障害を引き起こす。心配するのをやめれば、すぐにも健康状態はよくなる。

憎悪はいちばん破壊的な精神状態である。憎悪は身体を毒する。そうなると、もとに戻すことはできない。

不安は、あなたのあらゆるものと対立する。あなたの精神的、肉体的健康に悪影響を及ぼす。不安は増
幅された心配である。
心配、憎悪、不安は・・・さらに、これから生まれる気がかり、苦々しさ、短気、貪欲、不親切、批判、非難
なども、すべて細胞レベルで身体を攻撃する。そうなったら健康を保つことは不可能だ。

●病気はすべて、まず精神のなかで創られる。

あなたの人生では、なにもかもまず思考から生まれる。考えは磁石のようなもので、結果を引き寄せる。
考えはいつもはっきりしているとは限らないから、たとえば、「わたしはひどい病気にかかる」と考えて病気
になるというほど、因果関係ははっきりしていない。それよりも(ふつうは)もっと微妙だ(「わたしなんか生
きている資格はないんだ」 「わたしの人生はいつもめちゃくちゃだ」 「わたしは敗北者だ」 「わたしは具
合が悪い、人生にうんざりしている!」)。 思考は微妙なものだが、エネルギーのかたちとしては強力だ。
言葉はそれほど微妙ではなく、もっと密度が高い。いちばん密度が高いのは行動だ。あなたがたとえば
「わたしは敗北者だ」と否定的なことを考え、言葉にし、行動しているとき、すさまじい創造のエネルギーが
動いている。否定的な思考の効果がいったん物理的なかたちをとってしまうと、逆転させることはむずかし
い。

あなたがたはみな精神的ハンセン病患者だ。精神が、否定的な考えにむしばまれている。否定的な考えの
一部はあなたに突き刺さる。あなたがたは多くの否定的な考えをいだき・・・呼び寄せ・・・何時間も、何日も
、何週間も、何ヶ月も、ときには何年も、もてあそびつづける。・・そうしておいて、なぜ病むのかといぶかる。

●この世は夢遊病者だらけで、生きる意志がないひとばかり

タバコに火をつけたことがあるなら・・・・まして、あなたのように20年ものあいだ、毎日一箱吸いつづけて
いるものは・・・生きる意志などほとんどない。それに酒を飲んだことがあれば、やはり生きる意志などほと
んどないのだ。

身体はアルコールを摂取するようにできていない。アルコールは精神を損なう。

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