2007.8月北陸古い街巡り
2007年8月13日〜14日、列車利用で北陸の古い街並みを巡って来ました。当初の計画ではクルマで行く予定で、前日12日夕方、
家を出発しました。例の如くほとんど一般道を進み、小谷村の温泉にも立ち寄って23時には糸魚川到着。早速、日本海での夜釣り
に掛かりました。それにしても酷い暑さで風はなく、旧盆期間中なので釣りも何か後ろめたく、1時間ほどトライしただけで止めました。
国道8号線沿いの親不知ピアパークで車内仮眠もあまりの暑さで寝られません。これじゃ甲府盆地以上の暑さでしょう。他のクルマは
エンジンを掛けてエアコンを入れて寝ているようでしたが、環境がどうのという以前に私では乾燥してカゼを引いてしまうでしょう。という
わけで一睡も出来ず、あまりに不快だったので明るくなるのを待って、親不知駅に移動、付近に歌(地区の名は歌)駐車場を発見。タダ
らしいのでクルマを放置して、始発の福井行き普通列車に乗り込み、早速寝ながら移動に切り替えました。
狭〜い親不知の駅です。何かホームレスの人がいた模様。 車中では熟睡して、福井で乗り換え、第一目標の武生で下車。
やはり列車はラクでクルマだったら石川県通過にどれほど難儀
したでしょうか。よく寝たので頭の中もスッキリしました。
武生は朝からひどい暑さで難儀しました。少し歩けばもう汗が とにかく暑くてたまらず、以前からあこがれていた福井鉄道の
噴出してきました。古い街並みの散策は結構よい街並みがあり 列車に乗り、福井へ移動。今日は休日扱いではなく、フリーキップ
これはタンス通りという道で、家具屋さんが並んでいるようです。 は使用できません。また、残念なことに名物のデカイ電車ではなく
岐阜から来た路面仕様の小さな電車でした。
福井鉄道は駅舎も古くて魅力的だし、もっと時間をかけて散策 ここをデカイ電車でクルマを見下ろしながら行きたかったもの
したいですが、この暑さでは車内から出る気にはなれません。 です。
この先はいよいよ軌道区間です。
当方の作戦に錯誤があり、福井駅からJRで芦原温泉に行って えちぜん鉄道の列車内はアテンダントというキレイ処が乗って
しまったのです。次の目標は三国だから、素直にえちぜん鉄道 いて、誠に快適でした。バスも列車もわずかな時間の乗車で残
の列車に乗るのが正解でした。芦原温泉からえちぜん鉄道の駅 念でしたが、駅には無料のレンタチャリがあると判明。この暑さ
まで延々とバスを待ち、今度は三国港行きの列車を延々と待つ の中、実に有難きことで、これだけでもえちぜん鉄道を利用した
ハメに。暑いさなか大きなロスでした。 甲斐がありました。三国は北前船の寄港地で昔は繁栄したようで
豪勢な建物も残っています。これは昔の銀行でしょう。
レンタチャリは極め付きのボロさでしたが、壊れているわけでは 思案橋とは遊郭地帯があったということでしょうか。この付近も
なく、誠に快適です。歩かないで済むというのは本当にラクで行 昔ながらの街でよい雰囲気でした。私もチャリで行きつ戻りつ今夜
動範囲も広がります。 は何処に泊まろうかな、夕食はラーメンにすっかな、吉野家かな
などと貧しい思案。
北前船とは、現在の海運とは違い、各地の物産品を買いつけて 九頭竜川の河口付近です。釣りの道具は親不知のクルマの中
それを別の地方へ運んで売るという商売で、現在でも世界的な ですから腕が鳴ってもじっとガマン。三国は少し先に景勝地の東尋坊
規模なら可能なビジネスかも知れません。 がありますが、ここにも有名な瀧谷寺があり、以前庭園を見に訪れ
たことがあります。お坊様が山梨の方でしたっけ。
駅でチャリを返還して、再び多大な時間ロスで芦原温泉駅に戻り 金沢では駅からバスに乗り、東茶屋街へ。金沢は京都に匹敵
列車で金沢へ向います。途中の大聖寺で下車、少し散策してみま するほどのバスの街と思いますが、JRバスがなかなか来ずに
した。大聖寺は百名山の深田久弥さんの故郷だそうです。深田 またドッと汗が噴出してきました。夕方でも酷い暑さで、屋込み
さんはウチからほど近い茅が岳という山で亡くなられたので、妙に ですから風も通らず、さっさと退散。夕立にならないだけマシ。
親近感が湧きます。
翌日は七尾線で七尾に向かい街を散策。といってもお土産が目 時間が余ったので立ち寄ってみた美川。列車の窓から見ると風情
当てです。七尾も実に風光明媚でよい街でした。JR七尾線は和 のある街に見えますが、実際はさほどでも・・・。あとは有名な街
倉温泉が終点のはずなのに、ほとんどの列車は手前の七尾止 は高岡ですが、それこそ何回も行きましたので今回はパス。
まり。私も七尾から先は乗車していません。 美川駅はギャラリーがあり、冷房も効いて快適でした。
親不知駅には夕方到着し、夜遅くに帰宅しました。
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