2008年10月、山を見る旅



10月12日(日)信州の戸隠の紅葉がよいらしいので、クルマで
出かけました。高速道路は行きは塩尻北〜豊科間のみの利用
です。連休ということで混雑しており、ひたすら防衛運転に徹する
のみです。



木崎湖付近から長野、美麻方面に曲がり、戸隠を目指します。
県道31号〜36号と進み、アルプス展望広場で一休み。甲府
盆地が好天だったので期待しましたが、今日は雲が多いです。



例の如くです。



すぐ先には高山寺という寺があり、何と三重塔があります。説明
によれば1694年のものらしいです。元々高山寺は源頼朝が施主
で創建されたようです。塔は屋根が銅版葺きらしく、かなり新しい
感じでしたが、一階の戸が開いており中に如来坐像が三体並んで
いました。



県道36号は狭い部分も多いですが、山村風景が大変よろしくて
タイクツしませんでした。



有名な鬼無里村です。この周辺で散策したかったのですが、紅葉
が気になり、先を急ぎます。



大望峠で一休み。戸隠山を見るならここが一番でしょう。すごい
岩場が続きます。戸隠山はあまり目立たない印象がありますが、
この姿から修験道の聖地にされたのは必然でしょう。中世の応仁
の乱の頃、法印合戦という修験者の争いがあったそうですが、
合戦の発端はこの戸隠で要人が暗殺されたことだといいます。



アルプス方面の展望もよいですが、先のアルプス展望広場の方
がもっとよかったです。



大望峠まで来れば戸隠はすぐそこです。宝光社に寄ろうとしたの
ですがPが満杯でダメ。中社など県道沿いは進むにつれ混雑が
ひどくて、駐車も出来ない有様。新ソバなど夢のまた夢。



紅葉もまだ早いのか、場所が違うのかどこもサッパリ。早くここを
抜け出たいと思い、先を急ぎます。



国道18号に出て、上越に向います。妙高の姿は本当にキレイ
でした。高速(上信越道)だと真正面に大迫力で見える場所が
あります。



日本海は荒れていて、国道8号を走行中に細かい波シブキで前
ガラスが白くなりました。釣りどころじゃなし。



ところで糸魚川から大糸線の列車に乗ると、進行方向左側に奇怪
な山が見えます。有名な雨飾山もどこかこの奥ですが、この山に
接近することに。



上の写真の右の山がコレで、駒ケ岳(1498M)というらしいです。
根知駅の辺りからシーサイドバレースキー場に向って進みます。
昔、この山の脇を通り、この裏側へ行ったことがあり、越後の
上高地と呼ばれる場所に到達しましたが、大した事ナシ。



岩場の迫力はすごく、石灰質という感じ。セメント業者に狙われて
いるかも。



もう少し進んで行くと裏側に別の山が。もしかして雨飾山?



一旦、国道148号に戻り、ヒスイ峡方面に向かいます。右手に
は明星山(1189M)が出現。逆光でよく写りませんが、完全に
セメント山でしょう。秩父の武甲山や近江の伊吹山みたいな感じ
です。糸魚川の明星セメントはここらにルーツがありそうです。



山の内部には鍾乳洞でもあるんじゃないでしょうかね。



というわけで何をしに行ったのか分からず退散。有明山夕景。
(おわり)

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