今宵のつぶやき

私的感想

no.30

『陰陽師 鬼一法眼』 藤木凛

彼が一体どの様に関わり、解決の道を見出すのかという感じのの本なのかな。この本では暗躍の口火を切る羽目になった「村上兵衛」が要になり話が進んでいます。今の時点では陰陽師と怨霊との大きな対峙はなく。こんな事も出来てしまうの、うふふといった行動があるくらいかしら。村上と陰陽師の関係が面白い味を醸し出していました。どのようにと聞かれるとたぶんネタバレになる気がするので説明がとてもしがたい。核心にはまだ触れていないようなのでどうなっていくのかと次回昨が愉しみ

 

no.29

『黒猫の三角』 森博嗣

新シリーズで面白いかったです。 登場人物が変わり者だらけなの。まず名前がすごい。よくこれだけ変わった名前集めたとものだと思いました。苗字3文字で「瀬在丸」「保呂草」「小鳥遊」「香具山」。これで最初に「根来機千瑛」という文字で「ねごろき ちえい」と読んでしまいました。苗字は3文字だといつのまにかに思ってしまっていたようで勘違いというか、読み間違えをしていました(爆) 今、考えると自分でもすご〜く間抜けだと思う。そして次は小鳥遊君。男の子だと思って読んでいたら、化粧をしてスカート履いて出てくるから女の子だったのかと驚いた。「僕」と自分の事を話す活発な女の子。ところが、それは違っていてやはり男の子だった。ポリシィを持って女装しているそうだ。本の中で保呂草がいつの間に外に出たのかが解らなくて見落としたの?静江の部屋に居たのでは無かったのだろうか?密室よりも“いつの間に“方が気になった。話が進むうちに、もしかして犯人だったのかしらと思い。どうして?繋がりは?理由は?・・・?だらけになった。

 

no.28

『木曜組曲』 恩田陸

相変わらず雰囲気のある作品です。人間関係も面白いし、ツワモノな女性達といった感じです。転んでもタダでは起きない。(笑)

 

no.27

『象と耳鳴り』 恩田陸

とても素敵なおじ様。余生をこんな風に過ごせるのは素敵な事ではないかと思いました。

 

no.26

『黄泉津平良坂、血祭りの館』 藤木凛

まず読み始めてすぐにスケールが大き過ぎて屋敷が把握できず、見取り図を書こうかと思いました。次にどうも登場人物(名前だけも含め)が多くて家系図も書く必要を感じ、書きかけましたが途中で止めました。どちらも読み進めると提示されていましたから。この図、何度も見返す事になりました。そのくらい入り組んでいると思います。それに宗教系は各種登場するし、オペラはあるし、古事記に神話とびっくり箱をひっくり返したのか玉手箱なのかといった感じでした。一高だという聖宝は下手すると(下手しなくてもかも)探偵の加美より物知りですし、色々な事に長けていて祈祷のために訪れたわりには慈恵共々かなり怪しいです。いったい、誰が岩を動かし殺人を犯したのだろう。犯人と思われる人物が一人また一人と殺されていく。40年前の事件とも無関係ではなさそうですし、全ては闇に呑み込まれてしまったようで・・・。次巻で全てがわかるのでしょう。

 

no.25

『まどろみの消去』 森博嗣

本当にまどろみでした。とてもよく考えてある書名だと思ったし、読んだ後良い得て妙だったかな。「虚空の黙祷者」は、ああやっぱりと思い。「純白の女」は、霞が掛かったような感じかしら。「彼女の迷宮」は、メビウスの輪?思い込みもここまで来るとすごいかも?「真夜中の悲鳴」は、とても好き。最後が特に。「やさしい恋人へ僕から」は、危うく勘違いしそうだった。実際の事を書いているのかと・・・(^^ゞ。それにしては、なんだか収まりが悪くて、もしかしてと思ったらそれですもの。大笑い。「ミステリィ対戦の前夜」は、読んでいて解らなくって最後で納得。なるほど。「誰もいなくなった」は、消えたインディアンもどうなったのかも直ぐに解ったかな。「何をするためにきたのか」は、唸るしかなかった。たぶん、噛み砕けていないのだろうネ。再読が必要かしらね。「悩める刑事」は、とても好き。キヨノさんはその後どうなったのかなぁ?「心の法則」は、なんだろう。「キシマ先生の静かな生活」も好きですネ。短編集はやはり感想を書くのは難しいなぁ〜。

 

no.24

『封印再度』 森博嗣

子供を侮ってはいけない。同じ事を2度続けて言っていたところがポイントだったのかなぁ〜と思いました。マリモの行動はちょっと予測出来なかったかな。事故の回想シーン(?)あの文字の羅列を見たときは森氏は何処へ行くなどと思ってしまいました(冷汗)。間違っても「超常現象」や「超能力」はないとは思いましたがずーっとその事が引っ掛って参りました。『無我の匣』と『天地の瓢』については半分だけは思った通りだった。けれど凶器とは・・・恐れ入った。

 

no.23

『私的私的ジャック』 森博嗣

なんと表現すれば良いのかしら?解るような解らないような・・・。確かに私にも有るもの。気に入らない事や物を抹殺したいという願望。でも、消えないし消せずにいる。特に記憶の部分はどうにもならない。嫌な事ほど覚えていて時々思い出してしまうもの。まぁ、実際問題として殺人には至らないけれども、そういう人が存在していても可笑しくは無いのでしょうね。しかし、理由がそれとはやられた。犯人の目星が付いた時違う理由を思ったのに。おまけにトリックの素材。そんなコンクリートは知らないものね。良い勉強になるわ。(覚えてはいないだろうけれど・・・) I・Z・A・M この文字だけは、頭に残っていたから読んでいてもあのIZAMが浮んでしまい参りました。情報は最小限で読んだ方が面白い?!

 

no.22

『妖奇切断譜』 貫井徳郎

途中で投げ出したくなった。あまりにも気持ち悪くて・・・。読み終えた後も気分が悪かった。何処と無く「魍魎の匣」と似いるし。綺麗な男に身を委ねる女と綺麗な女に人生を捧げた男。時代背景から来る選民意識。なんとも後味が悪い話だった。

 

no.21

『屍鬼』 小野不由美

”村は死によって包囲されている”なんだろう・・・。哀しかったのかな。たぶんそうだったのだと思う。人間側には私も付けないように思う。集団心理の怖さ・醜さ・麻痺する神経・昂揚する神経により変わっていく気持ち、屍鬼を倒していた筈なのに・・・。人の持つ狂気なのでしょうね。堪らない、救われないよ。誰も・・・・