今宵のつぶやき
私的感想
no.90 |
『ホワイトアウト』 真保裕一 |
先の映画を観てしまっていたので、どうかとも思ったのですが、面白かったです。違う部分も多分にあるので、物語が深いものになっているように思います。贖罪が彼をここまで、精神的に体力的に頑張らせたのでしょうか、それにしても凄い奴としか言いようがないです。 |
no.89 |
『ユリ迷宮』 二階堂黎人 |
「ロシア館の謎」は読み終えて時、気持ち良かったです。こういうタイプの作品は好きです。「劇薬」はゲームを理解できずに参りました。きっと、実際のプレイしてみると良く判るのでしょうね。 |
no.88 |
『彼は残業だったので』 松尾詩朗 |
読み終えて、妙に納得する書名ではありましたが・・・。きっと、凄いのでしょうが笑いの方が勝ってしまいました。彼の行動や思い込みが可笑しくて仕方なかったです。彼の事はさておいて、門脇&立花コンビはちょっと面白いです。この先、このコンビでの作品は出るのでしょうか? |
no.87 |
『塔の断章』 乾くるみ |
えっ、結局どういう事だったのでしょうか?と読み終えた時、思ってしまいました。冒頭の事件と結末と・・・。お蔭で何度も読み返してしまいました。未だに未消化気味のような気がします。 |
no.86 |
『斜め屋敷の犯罪』 島田荘司 |
>鏡を取り出してしまいました。もっと、複雑な絵を描いているのかと思ってしまいました。騙されたと言うのか、私自身が間抜けなのか。お蔭で、最初に辿りついた犯人まで間違えなのかと思ってしまいました。あの出題は直接、推理には関係なかったのですね。殺害方法には思わず、唸ってしまいました。凡人の私にはそこまで思い至らなかったです。 |
no.85 |
『すべての死者は横たわる』 メアリー・W・ウォーカー |
人が変化する時はどういう時なのか、この本はそんな事を考えてしまいました。生きていく中で色んな事が起こり、悪い方に変わるのか、良い方に変わるのかは人それぞれです。ほんの些細な切っ掛けが人を変え、後向きの生き方を前向きに変える。それが人々を救う事になる。その反対も然。その対比が面白いと思います。モリーはやっと父の死の真相は解ったものの、哀しい真実だったように思われます。人生において、人は見たいものだけを見ていると云う一面があるように思います。亡くなっていると尚更、良い面だけを思い描いてしまう。たぶん、そう云う事だったのだと思います。真相がわかったモリーがこれからどう生きていくのか、今後の展開が愉しみです。 |
no.84 |
『麦の海に沈む果実』 恩田陸 |
恩田作品は本当に面白いと思う。完結をみたと思われた作品がカタチを変えて(?)登場していたりする。彼女の作品を読み終えた時、まだ、続きがあるような気がする事がある。それは決して完結していないという事ではなく、その後が知りたいと思うような余韻が残っているように私は感じる事がある。それが後日、他の作品で姿を現した時に、妙な感動や驚きを覚えるのだと思う。この作品はそんな作品のひとつでないでしょうか。本筋とは関わりがあるような、無いような位置付けでその文字を見た時に、なんとも言えない気持ちになりました。こういう使い方もあるのですね。改めて、もう一度、ここに登場したモノを読み直したいとも思いました。ですから、他の恩田氏の本を読んでから読んで欲しいと思いました。他の作品読んでいなくても、面白さに違いはないとは思います。ただ、この妙な感動と言うか、驚きを味わえない事が残念に思えるからです。と言っても誰もが同じ思いになるとは限らないので、あまり、大きな事は言えません。私はここに登場したモノが好きでしたし、今も気になっているモノのひとつである為に、こんな気持ちを抱いたのだと思います。恩田作品はとても奥が深く、一筋縄ではないようです。本書は、僻地に存在する外界とは遮断された学園が舞台となっています。学園の中の不穏な空気が流れていても吐き出し口がないためか、噂や伝説が実像のように去来する。標的になった者は、恐怖である事に違いないでしょう。生徒達に敵視されながら過ごす学園生活。そして、事の真相が明らかになった時、ホッとするより、怖さを感じました。 |
no.83 |
『砂漠の薔薇』 飛鳥部勝則 |
「愛している」と言う言葉の持つ恐ろしさとでも表現すれば良いのかしら。全てがそれに凝縮されているような気がしました。人が人を思う気持ちは様々です。それが殺意に変わる時はどんな時なのか。殺意はあったのでしょうか。なんとも、不思議な気持ちのする本でした。 |
no.82 |
『少年聖夜』 七海花音 |
相変わらず、可哀相な境遇に陥っています。ここまで、不幸で良いのだろうか? 今回はちょっとだけ、出生の秘密の近づいた模様なのですが、作者はそんなに甘くなかったです。いつになった青い鳥が涼の許に現れるのでしょうね。新刊を愉しみにしているのに、読むと気分はブルーになります。 |
no.81 |
『神威抱く者』 前田珠子 |
前ゼンノーヴを読んだ事がある方は、嬉しい本になっているのではないでしょうか。例の二人組がついに登場ですもの。これで、話が繋がっていくのでしょうね。今回も謎が、謎のまま残っている上に、新たな謎まで用意してある。続きを待てと言わんばかりです。重いモノを背負うペパラーダが、今後どうなるのかが、とても愉しみです。 |