今宵のつぶやき
私的感想
no.130 |
『警視の愛人』 デボラ・クロンビー |
面白いとはおもうのだけれど、好きではないかもしれない。で、漸くわかった。ミステリィを読んでいるはずなのに恋愛小説を読んでいる気分になるからなのねぇ〜。最初の心構えが間違っていたらしいわ。 |
no.129 |
『警視の秘密』 デボラ・クロンビー |
女性に優しいといのか、優柔不断と言えばいいのか・・。いつもは鮮やかな連携プレーを見せてくれるダンカンとジェマが話が進むに連れて妙な具合になっていく。事件解決の道程もそのせいなのか(?)、あっちに転び、こっちに転びという感じ。それが面白くしているのではあるとは思うけれど。登場する女性達の個性が愉しめる作品でしょうか?! |
no.128 |
『赤毛のレドメイン家』 イーデン・フィルポッツ |
休暇を楽しんでいた探偵の身近で死体無き殺人事件が起り、調査に乗り出す事に・・ もっと早くにこの作品を読みたかったです。暗躍する犯人、迷走する探偵、引退した名探偵、レドメインという家柄。読みどころはたくさんあるのに・・・。似たような作品をすでに読んでいるせいか、最初の方で謎が謎でなくなってしまい、残念でならなかったです。おかげで探偵が間抜けに見えて仕方がなく、これまでよく名探偵と言われていたものだと思ってしまいました。恋心は名探偵の目をも完全に塞いでしまったという事なのでしょうが。ですから後半に引退した名探偵登場は今までのイライラの解消には大いに貢献。たぶん、この落差が面白みをましているのだと思います。 |
no.127 |
『警視の隣人』 デボラ・クロンビー |
この婦人の年齢やどういう人であったのかが気になって仕方なかったです。婦人の病気を哀れんでの親密さではないと思いましたし、過ごす時間が愉しかったから病気見舞いを兼ねて訪れていたのだと思えたので。そして、何より彼女が何も残さず自殺するはずはないとの思えてしまうのは長くはない交流の中で育んだ親しさからだったのでしょうから。 |
no.126 |
『闇からの声』 イーデン・フィルポッツ |
引退した探偵がホテルに招待されて赴く。その夜、探偵は子供の叫び声を耳にして調べてみるのだが真相は闇の中。不審に思い本格的に調査に乗り出す 疑問を感じつつも面白く読めました。現在進行形の事件ではないためもあって、時間を掛けて犯人を網に掛けていく。ゆっくりと着実に。探偵は決して完全無欠ではなく、失敗も犯しているがそれを恐れることなく、黒幕を表舞台に引き出していく。そして、最後の最後で一番の謎が解かれていく。そこでやっと私の抱えた疑問も解消。だけど名探偵というくらいの人がその事に気づかないのが疑問といえば、疑問なのだけれどあの結末をみるには仕方ないのでしょうね。 |
no.125 |
『トレント最後の事件』 E・C・ベントリー |
経済界のドンといえる人物が殺される。一見自殺のようにも思えたのだか、他殺の線も捨て難く、トレントに調査の依頼が舞い込む。現地の訪れ、事件に解明に尽力するのだが・・・。 古さを感じなくもないが面白く読めました。頭がとても切れる探偵が女性に密かなときめきを覚えつつも真相を掴む。探偵は葛藤しつつも自分の見つけた真相を明らかにしているし、その後の彼の行動も利に叶っていると言えば良いのかな。でも、物語はそんなに甘くは終わらず、どんでん返しが待ち受けている。その結末を手にしたとき、なんとも言えない思いを味わいました。一筋縄ではないミステリィということかな。これがとても古い作品であることを思うと先駆者は凄いなぁ〜と思います。 |
no.124 |
『レイミ』 戸梶圭太 |
ほぇ〜〜〜〜気味の悪い話である。その人と生涯一緒に生きていくために、少年少女たちは刻まれた体を1年間大切に所有(保存)する。幾ら腐敗しないとは言っても、狂ってきて当然だと思う。しかも彼らは再会する1年後までお互いに連絡を取り合おうとしなかったので再会した途端に仲間割れを始めている。それぞれが自分だけのモノにしたいという欲望なのだろうか? 思惑が交差し、疑心暗鬼でいるのだがメンバー全員が揃わなければ、復活(再生)が成就しないと言うのだから話はややこしくなる。 |
no.123 |
『テンダーワールド』 藤木凛 |
やはり、「イツロベ」の続編だったのですが、本当に終わったの?たくさん謎が残っているのですが。判ったような、判らなかったような。なんだか変な話です。作品そのものは結構愉しんで読んだと思うのだけど、この読後感は何?カトラーはどうなったの?鳴海はどうしてあんな夢を見たの?ツォロスティアはどうしたの?と次々に浮かぶのですが・・・。 |
no.122 |
『赤い額縁』 倉阪鬼一郎 |
頭の中がグルグルになります。作中作が多いので、どれが現実の出来事なのかがわからなくなる。かなり怪しい奇書と言った印象です。倉阪氏の作中作は怪しくて結構好きです。怖いもの見たさと言うのかなぁ〜。 |
no.121 |
『ドミノ』 恩田陸 |
久し振りに気持ち良い笑いを頂きました。たった一日、それぞれの独立した出来事があり、それがどういう訳か東京駅に集結してしまう。その集結するまでのそれぞれの繰り広げられる攻防はまさに抱腹絶倒です。登場人物それぞれの性格や行動がいい味を醸しだしていてそれもgood♪ 気負いもなく、さら〜と読めるのでたまには笑いの欲しい方にはお薦めです。 |