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Title:081



お前にとってアイツはどんな存在だったのか

アイツにとってお前はどんな存在だったのか



そんなこと、考えたところで、その回答を得る術はもう失われてしまっている


己にとってのお前の存在は何なのか、

お前にとっての己の存在は何なのか



答えを出したい、とは思わなかった

あのときまでは

自分ではアイツの変わりになれないことくらい解かっていた

そもそも、そんなものになるつもりはさらさらなかった

なぜならば、それでは意味が無いからだ

”同じ”では意味がない

いや、同じでは嫌なのだ。己の中のもっとも深い部分に根付いた感情がそう囁いてくる。

死者に対抗心を持っているわけではなく、己の自尊心が同じであろうとすることを否定する。

今は分たれたこの道筋が、再び交わる時。

それまではこの感情に蓋をして、鍵を掛けて置くから―――だから、この想いの答えは閉まったままでも良いだろうか。




いつか辿り着けるその場所は、今はまだ遠い。

仰ぎ見た空は、あの時と同じ嵐の到来を告げていた。






End.



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