医療法人社団深敬会 吉野デンタルクリニック

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フッ素塗布

フッ素をより理解していただくために

フッ素って何?
フッ素には、虫歯の予防効果と歯の再石灰化の促進効果があります。
フッ素は表面コーティングではなく、歯に吸収させ染み込ませて質を強くするものと考えてください。
フッ素はいつから塗布すれば良いのか?
フッ素は歯が生え出していればいつからでも塗れます。
特に生えたての乳歯は吸収率が良いので、特に効果が高いと言われています。
フッ素を塗る間隔は?また、何歳まで塗れば良いのか?
フッ素の効果は6ヶ月です。
基本的には、半年に1回塗布すれば良いと考えます。1回塗っただけでは効果がありません。継続することにより、効果が高くなります。

歯が生え始めて1歳6ヶ月で前歯を含めて6本の乳歯が揃います。3歳になると乳歯列が完成します。6歳になると6歳臼歯といわれる永久歯が生えます。幼若な永久歯もフッ素の吸収率が高いので、結果的に6歳くらいまで続けるのが良いでしょう。
フッ素塗布すれば虫菌にならないの?
フッ素を塗れば虫歯にならないというわけではありません。あくまで歯質を強化するものです。
虫歯予防にはご自宅での歯ブラシが重要になりますので、心がけてください。
フッ素はどのように塗るの?
【歯科医院での方法】 6ヶ月に1回、トレー法、または塗布法による。
【自宅での方法】 市販の研磨剤を使用して歯ブラシ。
自宅ではどのように歯ブランすれば良いの?
3歳になれば自分で歯ブラシを持ってします。それまでは、お母様がしてあげましょう。
この時、「上手だねー」と褒めることを忘れずに。
「すぐ終わるよー」「ごめんねー」のような消極的な言葉は、お子様を歯ブラシ嫌いにしてしまいます。
また、嫌がっても毎日(夜1回)するようにしてください。たとえ10秒でも良いので継続して習慣化しましょう。
どんなに泣いても最後にお母様がしっかり抱きしめて褒めてあげ、フォローするとお子様も歯磨きを頑張れるようになるでしょう。

フッ素洗口剤「ミラノール」

歯と歯の間や、永久歯の虫歯予防に大きな効果があります。永久歯の生え始めの時間(4、5歳)から永久歯の生え揃う時期(14、15歳)までの長期的なご使用をおすすめします。

使用方法:うがい液の作り方 200mlの水に1包をよく溶かす
うがいの仕方:口の中によく含み、ブクブクうがいをして30~60秒間洗口します。
その後、液は吐き出してください。

以下のことにご注意いただき正しくご使用ください。
・洗口液でうがいをした後、水でゆすがないでください。
・フッ素洗口後30分は飲食できませんので、夜の歯磨き後の洗口をお勧めします。

使用量の目安
幼児 5c.c.
小学校低学年 7c.c.
小学校高学年以上 10c.c.
※もし誤って飲み込んでしまっても、緑茶に含まれる2~3杯分のフッ素量ですので、 ご心配いりません。

保管の仕方
洗口液は痛むことがありますので、冷蔵庫で保管してください。
小さなお子さんの手の届かないところに保管してください。
※ミラノール使用説明書をよくお読みください。