東京都北区東田端 吉野デンタルクリニック インプラント
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トピックス



2013.8.10

安心・安全歯科用CT

さる、7月28日(日) 京セラメディカル主催のCTセミナーが開催され、講師を務めさせていただきました。CTに関する安全性は二つあります。一つは、安全な手術施行のための高度画像診断の役割。もう一つが放射線被ばく、医療使用上の安心・安全です。今回は、改めて医療上の安心・安全についてお話しします。
歯科用CTの被ばく線量は約0.12mSvと言われています。東京からニューヨークへ飛行機で移動すると0.19mSvの自然被ばくと言われていますから、比較的低線量と考えていただいてよろしいかと思います。医療における放射線の考えは、その利用が患者様にとって必要であるかどうかです。必要性が認められる場合の使用制限はありません。ですから我々医療従事者の正しい知識と倫理感が大切です。常にメリットが上回ってこそのCT画像診断であるべきなのです。ちなみに生殖腺被ばくを引き起こす線量を歯科のパノラマ写真に換算すると50万回以上の撮影が必要ともいわれ基本的には安心して頂いていいのではないかと思います。そして、もうひとつ、以前にも書きましたが患者様から良くある質問がインプラント後のMRI撮影です。
よく放射線科の入り口には入れ歯は外して下さい、などの文言がありますね。 MRI(Magnetic Resonanse Imaging;磁気共鳴画像)検査とは、X線撮影やCTのようにX線を使うことなく、その代わりに強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として描写する検査です。 義歯には場合により磁石を使って維持力を高めているものがあります。この場合、磁石は義歯側についていますので外しておく必要があるのです。一方、インプラントに使われるチタンは磁性体ではありません。お口のなかには沢山の金属が使用されていますがそれをいちいち歯科で撤去してから検査を受けるということはないですよね。 確かに骨内に埋入するインプラントは心配になる方も多いと思いますが一般的な歯科用金属と同様に考えていただいて問題ないです。
放射線科によっても指示にバラつきがあるようで心配の元になっているのかも知れません。
当院では使用したインプラントの場所、種類、等をカードに明記しお渡ししています。
心配があれば当院に御連絡頂けるように、より安心して頂けるシステムを今後も心がけていきます。
CTに関しましては、また、トピックス欄を利用して情報を発信していけたらと思います。
2013.1.20

骨隆起のおはなし

近年、歯科では歯や骨にかかる力の問題が注目を集めています。歯がグラグラになる歯周病は、細菌による感染が原因ですが、噛みあわせる力も一つの修飾因子であり病気を進行させる手助けをしていると考えられています。

とくにいわれているのが、夜間や無意識下に行われる不随意運動である歯ぎしりや喰いしばりです。 自覚している人は少ないですが、正常人の9割以上に何かしらの喰いしばり・歯ぎしり現象が見受けられるとの報告もあり、現在、口腔疾患の予防に夜間マウスピース(ナイトガード)等を使用して頂いている患者様も非常に多いのです。

骨隆起(コツリュウキ)とは(写真)にあるように、口腔内にできる骨の膨隆です。時々、「悪い病気ですか?」と心配され相談にきていただく患者様がいらっしゃいますが、加齢とともに変化してきた正常な骨組織で外骨症に分類され、まったく心配はありません。原因は「力」だと考えられています。骨は運動することで代謝が活性されることはよく知られています。

アスリートの骨格や、逆に無重力下で脆弱な骨になる宇宙飛行士など骨と力の関係は昔から医学者の研究テーマの一つでした。

私も、大学院時代から今に至るまでこの「骨の力学」がライフワークになっています。骨隆起は、正常組織なので基本治療方針は放置、経過観察ですが、入れ歯を入れる時邪魔になったり、しゃべりづらい、よく傷つけるなど問題が出た場合は切除させていただいています。

足りないことの多い骨が増える骨隆起。噛みあわせの強い方すべてにできる訳でもなく、まだまだ解明しなければならないことが多いですが、骨代謝学の観点から今後に多くのヒントを与えてくれているのは事実です。

尚、骨隆起に関しては2012年歯界展望5月号に掲載させて頂いています。

また、本年、その論文に対する書評・解説論文を奥羽大学 横瀬敏志教授が同じく歯界展望に掲載して頂く予定です。ご参考まで。

吉野 晃