会津駒ヶ岳
あいずこまがだけ
| 2,133b | 2000.06.13 |
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| ブナ林やオオシラビソの原生林、大湿原、そして咲き乱れるお花畑が素晴らしい山だという。でも今は残雪期。
まだ雪は残っていると思っていたが檜枝岐に着いて驚いた。
近くの低い山にも雪が残っており、会津駒ヶ岳は雪で真っ白なのだ。今年は3月に入ってからの大雪で山はまだ雪の中です、と
、宿の主は云った。駒ヶ岳登山口から山頂を往復する事にした。
登山口から林道に入る。林道終点まで車で10分位入ると、そこが滝沢登山口。一台の車が止まっており、 登山ポストからまっすぐに木の階段を登る。すぐ急登で、ブナやダケカンバ林の中を1時間位歩くと、水場に出た。 水場の近くに古いドラムカンがあり、足元もグチャグジャで水を飲む氣がしない。 今まで雪がなかったがこの辺りから雪になって、傾斜が緩やかになった登山道は雪の下になってしまった。登るに従って かなりの積雪になり、オオシラビソの雪原の中を進む。雪の中を自由自在に歩けるのは楽しい。ウサギの足跡を見つけたり、 木の根元の雪に埋まったりする。 |
| 登山口 | オオシラビソの雪原 | ガスの切れ目から山頂が見える |
| 濃い霧があたりを覆い隠し、乳白色の世界を歩いていたが、一部分霧が切れ、北側になだらかな山容の山頂が見えた。 そして間もなく雪原の向こうに小屋が見え、辺りの様子を垣間見る事が出来た。駒ノ小屋は雪の中にひっそりと建っており、 丁度3人の登山者が出てきて、下山しょうとしている。小屋はきちんと整頓されていて、まだ無人。ここからはなだらかな雪の斜面で、 夏の頃、この辺りに高山植物が咲き乱れているのだろうと思いながら、10分位上ると頂上に着く。 9:58分到着。頂上はそこだけが雪がなく、笹原の中に大きな山頂の標識がある。濃霧の中、展望もなく、地面も濡れて 座るところもないので、写真を撮って7分程で下山。 |
| 頂上手前の駒ノ小屋 | 頂上 |
| そして、小屋で休もうとしたが、重くかかった雲に気持も沈んで、そのまま休まず下りてきてしまった。
登山口11:30分に到着。登山口あたりで先程の3人組に追いつき、視界が悪いと足が速くなりますね、と声をかけられ、
山登りは晴れだと数倍楽しいと改めて思う。彼等はこのまま東京へ戻るそうだ。私達は明日は燧ガ岳を登るので
、これから檜枝岐村を散策することにした。
檜枝岐村は秘境だと思っていたが、近くに尾瀬があるせいか観光者も多いようで、 蕎麦の店がたくさんある。その蕎麦が美味しく、又、源泉100%のすごく良い温泉だ。村名の由来が良質の檜材が 多量に産出したために付いたというだけあって、 緑の大自然に包まれた古い歴史を持つ村だ。200年の伝統を持つ檜枝岐歌舞伎は、 僻地のため村民唯一の娯楽として伝承されてきたという。鎮守さまの境内に舞台はあり、建物も釘や柱を使っていなく、 国の重要文化財だそうだ。鬱蒼とした檜の山裾の境内は暗く静まりかえっていて、年月と風雪に耐えた、こじんまりした舞台を見ながら、 年2回上演されるというその時の賑わいを想った。 |