大朝日岳

1,870b 2000.07.03


4:50 登山口 13:40
9:25着 朝日岳小屋 10:20発
9:30発 朝日岳小屋 9:55着
9:40 山頂 9:45


稜線上は、雪田・雪渓・お花畑と、素晴らしい舞台が広がっている朝日連峰に、今、ヒメサユリが咲いているという 。そのヒメサユリがすばらしい古寺鉱泉から登る。

古寺鉱泉に16時過ぎに到着。山奥の林道終点には広い駐車場があり、下山した2組の登山者が帰る支度をしていた。 古寺鉱泉にある1軒宿、朝陽館は駐車場から川沿いの細い道を5分程たどり、川を渡った縁に建っていた。5〜6人の日帰り登山者が、 冷泉のお風呂から出てきたところで、宿泊者は私達だけのようだ。40年前の建物だそうで、冬は6b余り雪が積もるので、 この川の橋は外し、一年中営業していると聞いてビックリする。夕食がまた凄い!目の前の川でとれたイワナと新鮮な山菜づくしで、タケノコのみそ汁.タケノコ煮.タケノコの天ぷら.タケノコのみそ焼き.タケノコふき巻き. さっき入り口で皮を剥いていたとりたてのタケノコが、そのまま食卓にのっている。美味しくて、この夕食を頂いただけで、 ここに来た甲斐があるというもの。川辺の水の音も心地よく、夜もグッスリ寝る。

古寺山から朝日連峰を望む

朝、4時50分古寺鉱泉出発。夏だけあってもう明るく、 早朝から今日は快晴だぞという風のささやき。樹林帯の急登が続く。やっと展望が利くようになると花抜峰分岐も過ぎ、 樹林帯は終わる。明るくさわやかな尾根道を古寺山まで一気に登る。古寺山からの展望は素晴らしい。 大朝日岳から北に連なる主稜線の峰々がパノラマのように広がっていた。大朝日岳山頂付近に雲がまつわりついているが、 残雪を残した朝日連峰は朝の日差しに浮き上がって、飛び出してくるようだ。

自衛隊退職記念にこの朝日岳登山を選んだと言う男性が山頂に座っていて、 もう40分も景色を眺めていると云った。本当にいつまでも眺めていたい景色だ。 目の前の小朝日岳へ登る途中、熊越への巻き道あたりから雪渓が現れた。何度かの雪渓を渡り、 きつい登りの小朝日岳山頂に着く。朝日連峰が目の高さで、圧倒される迫力だ。堂々たる朝日岳の山容が一気に迫ってくる。

ヒメサユリの尾根道 ヒメサユリ ヒナウスユキソウ


ここからは思いっきり下り、熊越の鞍部を過ぎる頃から、緩やかな登りとなる。辺りの景色を楽しみ、 丁度、ヒメサユリが満開で、ヒメサユリが咲き乱れる登山道から大朝日岳を眺め、ルンルン気分だ。名水、 銀玉水からは雪の斜面を登る。今年は雪が多かったそうで、まだかなりの積雪だ。雪山を登り切るとハイマツ帯になって、 ヒナウスユキ草の大群落。見事なお花畑に挨拶しながら大朝日小屋に到着する。先程の自衛隊の人が下山するところで、 今日の大朝日岳は我々の3人だけのようだと言いながら、熊越から巻き道を利用した方が早いと教えてくれる。

小屋の裏を回って、10分位の登りで山頂に到着。折悪しくガスが出てきて展望が霞んできたが、 それでもぐるりと山又山で朝日連峰の峰が続いている。雪の斜面を下る彼を目で見送り、何もない頂上からすぐ下山。 先程の小屋前で休憩し、山頂を仰ぎ見ながらお弁当を食べる。静かな大きな山の懐に抱かれてとても安らぎ、 晴れ晴れとした気分で下山する。途中、巻き道で男の人と出会う。彼は地元の人で、 ヒメサユリをカメラに収めるために何十回と登っているそうだ。今日のヒメサユリの顔は最高、良い時に来ましたね, と云われる。本当にベストシーズンに訪れたようだ。古寺鉱泉に13:30分到着する。

西朝日方面への分岐 山頂