阿蘇山
あそざん
| 1,592b | 2000.02.14 |
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| 阿蘇火山は、周囲100`以上ある世界一の規模を持つカルデラを抱く火山だという。その最高峰は高岳。
宮地から立派な根子岳を見ながら仙酔峡駐車場へと行く。駐車場から見上げる高岳、中岳は岩壁で険しく、頂上付近はまだら雪だ。
駐車場にも雪が残っていて、九州は雪が積もらないと思っていた私は少し驚いた。
仙酔峡コースをこのまま登ろうとしていたら、すぐロープウエーが出ますという声に走って乗る。係りの人が、
今日は風が強いのでこの便の下りで運休するかもしれないと云う。11:20分火口東駅をスタートする。 登山道は火口展望台まで火山見物の観光客で大賑わいというが、今日は天気が悪いので、ロープウエーでご一緒した3人だけ。 雪も舞ってきて、その人達は寒いからと言ってすぐ引き返してしまった。夫と二人だけになって、 火口展望台まで15分位舗装道路を歩く。途中、コンクリート造りの火山避難壕があり、硫黄の臭いが満々としてくる。 火口に来ると、モクモクと雲が湧き上がるように噴煙が上がり、火口の中を覗き込む。活動中の大火口の広がりは壮観だ。 そのまま左の仙酔峡尾根へと登山道は続く。 |
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| 中岳山頂 | 高岳頂上 |
| 火山噴煙が生き物のように風に乗って尾根を覆い隠し、中岳が高岳が見え隠れする。左から大きな岩壁を巻いて急登すると、 中岳の頂上に出た。すうーと噴煙が引いてあたりの様子が見え、雄大な阿蘇火山帯の山々が広がった。 植物がいっさいない溶岩のガレ場は、まるで月面のようだ。中岳山頂直下で砂千里ヶ浜との分岐を右にみて真っ直ぐ進み、 高岳へと向かう。今日は強風注意報が出ていて、とても風が強く、硫黄の臭いと共に噴煙が顔をなでる。 心穏やかにならず、火山岩ばかりの殺風景な道を急ぐ。月見小屋への分岐に出て、山頂は目の前。 火山岩塊だけの意外と広い山頂に12:15分到着。 |
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| 山頂から根子岳方面 | 仙酔峡の下りから対岸を見る |
| ロープウエーに乗れば1時間位でこの雄大な展望が見られるなんて凄い。生憎と360度の展望は得られないが、
噴煙とガスの合間から九州の山々を覗いた感じだ。風が通り抜ける吹きさらしの山頂で、岩の下に風をよけて座る。
目の前は旧爆裂火口の広く平坦な火口湖の大釜で、その南端に小さな避難小屋がある。それが月見小屋とか。
ロマンチックの小屋を想像していたが... 帰りは仙酔峡峠に下山する。大釜の淵を5分程歩くと、
岩稜を下る仙酔峡峠と直進する日ノ尾峠の分岐に出る。仙酔峡峠、駐車場への急峻な下りを行く。 右側が断崖になっている溶岩の岩稜帯の急な下りは、滑べりやすいが、噴煙はここまでこないのでリラックスした気分になる。 尾根上で渦巻く噴煙を眺め、鷲ヶ峰の岩稜を見ながら、やがて鷲見平に着く。仙酔尾根たどり、 そしてミヤマキリシマの群落の遊歩道に出る。5月はミヤマキリシマを鑑賞する観光客で賑わうそうだが、 まだ殺伐とした景色で、そのまま駐車場に出た。ロープウエーは止まっており、広い駐車場に2〜3人が走って車に乗る姿だけの 静かな冬の終わりの阿蘇である。こんな雄大な阿蘇火山を、私達2人だけで3時間も占領させて頂き、感激で、 雪が舞う高岳、中岳を改めて仰ぎ見た。 |