磐梯山
ばんだいさん

1,819b 2001.10.15


14:06 登山口 17:15
15:55 山頂 16:06


東京から郡山で乗り換え、猪苗代駅に13:20に着く。明日、表磐梯から裏磐梯へのコースで登るので、 表登山口のはやま温泉へ行こうとしたら、タクシーの運転手さんに”明日は雨だよ。今日これからでも 八方台から登ると往復2時間だから、明るいうちに下りれるよ”と言われる。今回は学生時代の友達2人とルンルン登山なので、 ”よし、行こう”ということになり、このまま猫魔八方台から登ることにした。16時に迎えに来るという運転手さんに、 3時間はかかるので17時にしてもらい、八方台登山口14:06出発する。

登山口からブナ林の緩やかな道を進む。丁度、終番を迎えた紅葉が最後の美しさを放っている時で、 半分葉が落ちたブナ林に木漏れ日が入って何ともいえない美しさだ。絵をみているような光景の中、 穏やかな気分でサクサクと落ち葉を踏みしめて歩く。登山者が下山してくる時間帯で、すぐに大勢の人に出会い、 これからから登る無謀さを云われる。ある人は5時間はかかるという。秋の日は短いので、3時間で往復出来るようしぜんと早足になる。

登山口からブナ林を進む 樹間から磐梯山が見える

やがて、樹の間から磐梯山が望まれ、中ノ湯も見えてくる。イオウの臭いが漂い急いで通過、中ノ湯分岐に出る。 裏磐梯スキー場からのコースと出合い、樹林帯の登りとなる。ダケカンバ帯を通り、弘法清水に向かう。 そこまではまだ何組かの下山者に会い、挨拶もそこそこに、先を急ぐ。弘法清水に着きやっと一息入れる。 小屋は閉じていてひっそりしているが、展望を楽しんでいると、山頂から下りてきたご夫婦に、 私達が最後だと思ったらこれからですかと、驚かれる。これはたいへんと山頂までの急登を一氣に登る。最後のガレ場を登って 15:55頂上に到着。360度の大展望に感激する。安達太良山、吾妻連峰、飯豊連峰、裏磐梯高原に点在する湖や沼、 そして眼下には日本第2位の広さを持つ猪苗代湖そして檜原湖と、ぐるりと見事な>景色である。 眺めているだけで10分位アッという間に経ってしまう。秋の日差しは柔らかく西に傾き、山頂は夕焼け色になってくる。

最後のガレ場から檜原湖を見る 山頂 頂上より猪苗代湖を見る


16:06下山開始。明日登る安達太良山や檜原湖を眺めながら、弘法清水を通過し、 樹林帯の中ただひたすらに下る。中ノ湯を過ぎる頃、あたりは薄暗くなり、登山口につく頃は真暗になった。17:15到着。 運転手さんがペンライトを振って待っていてくれたが、2時間は登るだけの時間でしたと平謝り。 私達は知らなかった顔をして凄みをきかせ、みんなで大笑いする。はやま温泉のホテルで下りる時、 明日は快晴ですと運転手さんは笑いながら云い、走り去った。万葉集にも詠まれ、修験道の山として栄えた磐梯山。 明治21年の大爆発で一変した山容、荒々しい火口風景から風光明媚な高原を楽しみながらの登山ではなかったが、 風もなく穏やかな陽気に山頂の景色を堪能出来て満足だった。