月 山
がっさん
| 1,984b | 2002.06.29 |
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| 真っ赤な太陽が日本海の水平線に沈み、豪華な夕焼けを眺めたので、明日は快晴に違いないと思っていた。
そしてその通り朝から太陽が真光り。月山八合目駐車場に着くと大勢の人で、車は満車。そこから大部下がった道路脇に車を止め、
駐車場を抜け、9時50分登山口をスタートする。すぐに弥陀ヶ原の湿原が始まり、右に左に木道は広がる。
雪渓を残した月山山頂を見ながら右の木道を進む。地塘が点在するのびやかな高層湿原歩きは、心も広々とする。
レースのパラソルをさして歩く観光客も混じっての湿原の景色は、とてものどか。
湿原の楽園散歩は終わり、石がゴロゴロした緩やかな、灌木帯の登りになって、そして草原状になって、仏生池小屋に着いた。 小屋は開いて居り、暑い日射しを避けて、4〜5人が中で休んでいる。小屋前で食事しているご夫婦に挨拶し、小屋を回り込んで、 再び同じような広い稜線上を進む。石が組み込まれ、整備されている広い登山道の両側は、広がるお花畑で、 ミヤマキンバイの黄色の群落に赤いヨツバシオガマが混ざり、目が楽しい。緑と雪渓の白さも加わり、色鮮やかな景色が広がる。 |
| 弥陀ヶ原湿原 | 月山神社への長い雪渓 | 月山神社の鳥居 |
| やがて、木道歩きとなり、雪渓が現れた。スキーをしている人を見ながら、2〜3度雪渓を横切るが、
今度は山頂に続く長い雪渓歩きとなる。
暑い日射しで、表面がザラメ状になっている緩やかな登りは、歩きやすい。雪渓は月山神社の下を通り、
正面の参道まで続いていて、神社の正面で無くなった。
登山者が行き交う中、鳥居をくぐり、石畳の参道を進む。小いさな奥宮に詣で、家内安全と健康を祈り、
神社を通り抜け、広場に出る。広場にはたくさんの登山者が休憩していて、その一角に座るが、
足元はウスユキソウがかたまって咲いている。
雪渓がきれいな姥沢方面の山並みをみながら、休憩し、朝日や飯豊山を見渡すが、 あまりにも良い天気なのでかすんで見える。神泉池の方を散策することにした。神社の坂を下ろうとしたら、 7〜8人が登山道に張られたロープの縁に並んでいるので覗くと、クロユリのお花畑だった。とても地味な色合いで、 歩きながら見ると通りすぎてしまうところだ。 山小屋の横を通り、広い台地にでると又、お花畑が広がり、その中に芭蕉の句碑がある。芭蕉はここから湯殿山に下り、 又、月山に戻って往路を下ったという。凄い健脚者だ。ここから振り返ってみる月山神社は、小高い所にあって、砦のようだ。 |
| お花畑と姥沢方面 | 砦のような月山神社 | 月山山頂 |
| キンバイやフウロ等の花々の中を歩き、月山神社に戻る。まだ月山山頂の一等三角点に寄っていないので、
そのまま神社を回り込むように雪渓の上を歩き、神社裏手の山頂に上がる。ここもたくさんの登山者で、写真を撮っただけで下山。
又、雪渓に戻り、ルンルン下る。そしてお花畑の登山道を下り、湿原の木道歩きをして、14時20分登山口八合目駐車場に着く。
月山は出羽三山の一つで、 「羽黒山で現世御利益の御神徳に与り、月山の大神の下で死後の体験をし、 湯殿山の大神により、新しい生命を賜って再び出生する」 と、江戸時代には、西の伊勢詣りに対して東の出羽三山奥詣りと称して、 全国からの参拝者で賑わったという。 湯殿山にも行きたくて、月山の麓をぐるりと回り、途中、多層民家の山村を訪ね、修験道の霊地である湯殿山に着く。靴を脱ぎ、 素足になって、お祓いを受け、御神体をお参りする、とても神秘的で、神域の感じを強くした。 |