白山
はくさん
| 2,702b | 1998.09.02 |
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白山と名のつく高山植物はたくさんあるので、お花の時期に登りたいと思っていた。ところが、夏期休暇中である次男が白山登山に参加するという。9月2日、花の盛りは終わってしまったが、夫と三人で出かけることにした。麓の白山温泉、永井旅館に到着したのは17時頃だった。 古い木造の一軒宿である永井旅館は、宿泊者は私達だけで広いお座敷は寒い。でも温泉は湯船から温泉がザーザー流れる本物温泉で、すごく良い湯だ。夜はゆっくり温泉につかり、翌朝5時出発。2〜3分歩くと別当出合のバス停で、広い駐車場には車もなく、登山者の気配もない。駐車場の端から登山口は2コースに分かれていた。 登りは砂防新道を行き、下りは観光新道を下りることにした。右の砂防新道登山口を5:20分出発する。 すぐに階段を下り吊り橋を渡る。今日は山の上に低く雲がかかっているが曇り。雨は降らない予報で、ブナ林をテンポ良く歩く。 久し振りに息子と歩くのはうれしい。中飯場を過ぎ、林道をまたぎ、豪快に落下する不動滝を見て2時間ぐらいで甚之助ヒュッテに着いた。 |
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| 黒ボコ岩 | 弥陀ヶ原 | 室堂 |
| 小屋の広場にはたくさんのベンチが置かれ、さわやかな風が通り抜ける。汗びっしょりかいていたので、ここで朝食をとりながら休憩。日も差し始め、今日は快適な山登りになりそうで安心する。15分休み、又、登りはじめる。すぐに分岐点に着いて草原が広がった。
カライトソウやハクサントリカブトがわずかに残る草原に南竜山荘へ続く登山道が延びていたが、
私達はそちらにはいかないで、背の高い草原の急登をトラバース気味に進む。あえぎあえぎ登っていくと大きな岩が現れた。
黒ボコ岩で、ここが観光新道との分岐点で、夫と息子は大岩にへばりつく。5〜6分岩と遊んで歩き出すと、すぐに弥陀ヶ原に出た。
いきなり楽園が現れた感じだ。広大な景色が広がって、ずーと続く草原の向こうに白山の最高峰、御前峰が朝日に当たって
黄金色に輝いていた。 小石を敷き詰めた道は、弥陀ヶ原を横断するようにカーブを描いて続き、その上になだらかに広がる御前峰を見ながら 弥陀ヶ原を通り抜ける。ごろごろ岩のハイマツの中の登りになって、登り終えると9時、室堂に着いた。 広場に置かれたいくつものベンチにも人影はなく、バッチを買おうと室堂小屋に入る。 中は真っ暗で、それでも売店は明るく開いていて、声をかけると人が出てきた。9月に入ると登山者はめっきり減るのだという。 20分程休憩していると、男性がひとり到着した。いよいよ祈祷殿の横から頂上に向かう。4人の職人さんが石だらけの山頂への道を 整備しており、大きな岩を動かしているその作業を見て、頭が下がる。一組のご夫婦に追いつき、 石を積み重ねて塀のような中の奥宮に着いた。 |
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| 奥宮 | 白山山頂 | 山頂から池めぐりコースへ |
| 奥宮の扉は閉じていたが、お参りしおみくじをひく。一等三角点と山頂標識はすぐ先で、10時到着。
霊峰白山山頂に立つとガスが立ちこめ、展望がなくなった。それでも雲の中の山頂で30分程休み、
三角点の奥から池めぐりコースに向かう。岩の間の道を進んで、白山山頂との間の火口原へ下ると、霧が流れて、
目の前に油が池が現れた。そして又、濃霧になって、ガスの中を紺屋が池、翠が池と歩く。ガスが切れだし緑色をした血ノ池の端に出た。
まだ雪がシャ−ペット状に残っている千蛇が池を見て、11:40分室堂に戻る。濃霧の中の池めぐりは1時間10分かかった。
室堂で20分程休んでいると、霧が流れて一瞬山頂が見えたりする。12時、室堂から又、弥陀ヶ原を通り抜け、
黒ボコ岩より観光新道を下る。 すぐにマツムシ草やハクサンフウロ、ミヤマタネツキバナなどが登山道に顔を出す、草原の楽しい下り。殿が池小屋を過ぎると、 森林帯の急な下りが続き、別当出合には15時到着。途中、白峰温泉で温泉にはいる。山登りのあとの温泉入浴は極楽気分だ。 16時、白峰温泉から越前大野に向かった。 |