常念岳

2,857b 97.09.23
08:14 一の沢登山口
12:04 常念小屋
13:00 常念岳
14:02 常念小屋
ピラミット型のきれいな姿で、明るく、雄大な山だ。 今回はその常念岳へ直登し、まず常念小屋に泊まり、大天井岳を経て東鎌尾根を進む。そして槍岳山荘に泊まり、 槍ヶ岳からキレット、北穂高を経て涸沢まで行く3泊4日の縦走路を計画した。

一の沢登山口でタクシーを降りると、雨が一層強くなる。 登山口小屋でカッパを着て、8時14分雨の中登り始める。 始めから急登。ただ、ひたすらに登る。雨と霧とで辺りは全く 見えないが、3時間位歩いた頃、燕岳からきたという3人連れとすれ違う。 狭くて、急峻な登山道で譲り合って別れたが、こんな急な登りは下りに 使うのですよ、といわれる。又、30分位もくもくと登る。雨も小降りに なって、霧もサーッと消えたりする。一瞬あたりの様子が見え隠れする。 左に一の沢の崖のはるか下に川が見え、荒々しい光景が広がってくる。 目の前に前常念が大きく迫ってくるのもわかった。やっと雨がやんだ。最後の急登を 登り切ると、常念岳小屋が見え、広場に躍り出た。着いた!雨と汗 でビショビショ。12時04分小屋に到着。

小屋前の分岐  常念岳の登りから大天井岳を望む 常念岳山頂

殆ど休まないで登ったので、4時間 もかからないできた。ズブ濡れなので、 濡れついでにこのまま常念岳を往復することにした。一時間位で登れるので、おにぎりとオヤツを持ち、荷物を小屋に置く。 この頃になると日も差してきて、横通し岳、大天井岳と素晴らしい展望になってきた。明日行く東鎌方面そして槍ガ岳方面も、 丁度雲が切れて稜線が姿を現した。折悪く槍ヶ岳は雲の中だが、西岳の小屋も見えてくる。 前常念二股付近でぐるりと景色を楽しみながらおにぎりをたべる。一の沢の下の方から雲が ドンドン湧いてきて、横通し岳への稜線にぶっかって、それがまた一の沢の方に 戻り、下から湧いてくる雲とぐるぐる絡み合って、それを眺めているうちに辺りは一面雲の中に なってしまった。常念岳山頂に着く頃は、すっぽりその雲に覆われてしまい、何も 見えない。小さな祠の前で写真を撮っていると、下に蝶ヶ岳への標識がかすかに見える。 頂上からの展望がないまま、山頂の大岩をすり抜け、ゆっくり下る。

小屋に着く頃雲は流れ去り、目の前に姿をあらわした常念岳は立派で大きい。常念小屋は15〜6人の宿泊者で和気藹々。 燕岳からきた人、これから行く人で、明日、槍の方へ行くのは夫と二人だけのようだ。2年前皇太子殿下がお泊まりになられたとかで、 小屋は小綺麗で気持 良く眠れた。