草津白根山
くさつしらねさん

2,171b 2000.05.30


14:00 本白根山登山口 16:20
15:10 本白根探勝歩道最高地点
15:30 本白根展望台 15:35


草津方面から白根山に近づくに従って、硫黄の匂いが強くなってくる。 道路に硫黄が立ちこめ、まるでガスがかかっているようだ。白根山はこの硫化水素で草木が生えなく、最近では 浅間山や焼山と同じ昭和58年に火山爆発があったという。 昨夜は白根山の東側の草津温泉に泊まった。豊富な湯量で、さすが日本三大温泉の一つだけあると思った。

本白根山に登る前に湯釜を見に行くことにした。白根火山駐車場から10分程歩くと湯釜展望台に着く。酸性度が世界一であるという 湯釜は、目も覚めるようなエメラルドグリーンで神秘的な色に感嘆する。 また、駐車場まで戻り、いよいよ本白根山に向かう。弓池を見ながら車で10分位走ると本白根登山口で、 広い駐車場には車が一台とまっていた。すぐゲレンデを登り、灌木帯に入る。

湯釜 本白根登山口 高山植物の中の木道を行く

まだ雪がたくさん残っており、雪道を緩やかに進むと、突然視界が開け眼下に噴火口跡が現れた。何か別の世界に入り込んだような感じで、雪がなくなった噴火口跡の縁を少し進んで、 直ぐ上の最高点2,171bに向かう。だが5〜6b行くと道がなくなった。道がなくなったので辺りを見回すと凄い!!踏み後の砂礫の傾斜は一面のコマクサだった。立派なコマクサもあったが、まだ幼い可憐なコマクサがたくさんで、 このまま進むと、砂礫の中のコマクサを踏みつけることになるので、諦めて戻る。

右に、噴火口のまわりを回って山頂へ向かうことにした。 この辺りは火山活動で発生する硫化水素の影響が少ないのかたくさんの高山植物で、これから咲く花々を思いながら木道に入り 鏡池分岐に着いた。このガレ状を登ったところが山頂かなと思ったが、南西の峰の方が高いようなので、そのまま木道を進む。 高山植物の中の木道はまだお花が咲いていないが、のどかな散歩道で、柔らかな風が気持ちよい。 東側から大きく廻って、尾根道に出た。緩やかな傾斜を登り詰めると本白根探勝歩道最高地点に到着。 北アルプスが霞んで見え、いま歩いてきた道や、本白根山をぐるりと見渡せるのびやかな展望だ。

最高地点に向かって尾根道を行く 2140bの本白根山展望台


ここから左に廻ってハイマツ帯を進んで行くと、ロープが張ってあって進めなくなった。ロープには この先ガス発生にて危険との小さなふだが下がっている。ロープの向こうは私の肩ほどあるハイマツの分け道が続いていて、そのすぐ向こうに三角点のある頂上(2164.8b)があるようだ。残念に思いながら引き返し、先程の歩道最高地点で再び景色を眺め、鏡池分岐に戻ることにした。鏡池分岐からガレ場を登ると、すぐに山頂に到着。 この山頂には本白根山展望台とあり、2,140bの標識があった。 噴火口跡に向かって切れ落ちている山頂は広く、誰もいない白根山をのびのび楽しんだが、頂上をタッチしていないので何かすっきりしない。10分程休んで往路を下る。分岐を過ぎた所で、一人の男性が山頂はどこですかと聞いてきた。同じような峰がいくつかあり、頂上への標識がないので、迷う気持は同じである。 暖かなとても良い天気の中、16:20分駐車場に到着する。