巻機山
まきはたやま
| 1,967b | 2000.10.27 |
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| 上越線六日町駅を通り、清水村の民宿”やまご”に17:30分やっと着いた。
登山口に一番近い宿のようで、分厚い宿泊帳簿は巻機山の登山者がびっしり。でも今日の宿泊者は夫と二人だけ。
山々の紅葉は終番を迎えていた。 駐車場のすぐ上が、ヌクビ沢コースと井戸尾根コースとの分岐で、私達は右の井戸尾根コースを進む。 長丁場なので、気合いを入れ、6時に出発。天気も良く、終わりかけの紅葉も趣があり、山頂めがけての足取りはまだ軽い。 5合目位までは落ち葉を踏みしめ森林帯の中をどんどん上る。樹林がとぎれ、米子沢からの滝が現れた。 それは見事な紅葉の中に真っ白な滝の帯がすーっと落ちて、絵画のひとこまのようだ。思わず歓声をあげる。暫く眺め又、樹林帯に入る。 6合目には、今度もまた素晴らしい展望が待っていた。 割引岳と行者の滝、ヌクビ沢、天狗尾根が眼前に広がり、胸がスカーッとする景色だ。 7合目になると森林帯を抜け出て、岩混じりの道になり背の低い笹の中の登山道になった。 |
| 登山口 | 米子沢からの滝 | 6合目からの展望 |
| 霧がかかってきた。あたりには霧氷が現れ、キラキラと輝いてまぶしい程の美しさだ。
9合目のニセ巻機山にくると、この辺は昨日雪が降ったようで、それがそのまま凍って、
目の前の巻機山の斜面は針葉樹が樹氷のようだ。登山道は地塘が点在する草原に入り、霜で凍った滑りやすい木道が続く。
避難小屋が見えてきた。小屋は閉まっており、小屋の前のベンチに座ると、目の前には巻機山のなだらかな台地が大きく拡がっていた。
小屋からは木道を上り詰めて、尾根上の御機屋に出る。
広場のような御機屋は割引岳やヌクビ沢からのコースと合流し、 今、歩いてきた偽巻機山からののびやかな草原が一望の元に見渡せる。 御機屋から山頂へと続くなだらかな草原の木道は、霧氷の中、粉砂糖を振りかけたようなおとぎの国の世界になり、 10分位で目の前の一番高そうな地点に着く。最高点には、標識らしいものも何もないので、もう一つ先のピークに向かう。 ここにはベンチと「巻機山東面自然環境保全地域」と書かれた標識があるのみで、木道は左側にさらに続く。木道を進み、 ゆるやかな草原の尾根道になって、尾根のピークに着くと、そこは三角点のある牛ケ岳頂上であった。 |
| 偽巻機山の9合目 |
| 牛ヶ岳山頂の写真を撮って戻ることにした。雲が切れ、日も照り始め、ポカポカ陽気になり、ルンルンと尾根を下る。平ケ岳から燧ガ岳とあたりの山々を眺めながら、先ほどの1,967bのピークに戻る。一人の男性が上ってきて、ここが頂上ですかと聞いてくる。
巻機山の頂上標識がないので私達もはっきりとわからないが、この最高地点と牛ヶ岳と割引岳をあわせて巻機山というと、本に書いてあったと話す。やっぱり頂上の標識があると確実なものを手にいれたような気持になる。
御機屋、井戸尾根分岐点へ戻り、ベンチに座ってお昼を食べる。やまごの宿で作って頂いたおにぎりの美味しいこと。
おにぎり二つと漬け物だけのお弁当だが、ごはんがおいしく塩加減が抜群に良い。全部頂き、幸せな気持ちでゆっくり休み、往路を下る。
御機屋から木道を下る。朝の冷え冷えとした風景とはすっかり様子が変わって、おとぎの国のロマンチックな山は明るく元気な山になった。登るときは凍った木道が滑って恐ろしかったのに、すっかり乾いた木道は歩きやすい。霧で展望がなかった偽巻機山からは、牛ケ岳から割引岳へと続く優しく、ゆるやかな稜線が一望できた。それから井戸尾根の長い下り。 下りは苦手で、やれやれやっと着いたという感じで登山口14時到着。 下山後、巻機山の全景を見ながら、車は走る。田圃の中の道からは大きな、とても高い山に見え、 あの山に登ってきたのだなあと、改めて、登り終えたうれしさをかみしめる。 |
| 割引岳(巻機山尾根から) | 巻機山(御機屋から) | 牛ケ岳(巻機山本峰から) |