| 瑞牆山 | 金峰山 | |
| みずがきやま | きんぷさん |
| 2,230b. 1998.05.26 | 2,598b 1998.05.26 |
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| 瑞牆山 | 金峰山 |
| 岩峰が林立するような山容の瑞牆山を甲州側から登り、奥秩父連峰の
金峰山を登って金峰山小屋に一泊。信州側の廻目平に下りるコースを行く。前日はJA韮崎駅からバスで増富温泉へ行き、
世界一のラドン含有量という増富温泉に泊まる。
瑞牆山荘バス停前には立派な案内板があり、そこが登山口。整備された樹林帯の道を6:45スタートする。緩やかな道を進み、 少し急登になって林道を横切り、又、急斜面になって尾根に出た。道はなだらかになり富士見平小屋に着く。 丁度小屋泊まりしていた人が出てきて、 ”ここは無人で、お金は、自分で決めて置いておいて下さいと言われたけど、 いくらにしたらいいか”と聞かれる。 中を覗くとシーズンオフのせいかまだ人の手が入っていない様子。でも外は朝日が当たった朝靄がすっぽりと小屋を包み、 とてものどかな空気。彼は考えて、小屋に入り500円玉を置き、挨拶して下って行った。 広々とした小屋前の倒木に腰掛け朝食を取ってから、小屋の前を通って、左に緩やかな道を進む。 急斜面を下り、天鳥川に出るが樹林帯の脇の苔に朝日が当たり、あまりの美しさに立ち止まる。 木漏れ日は微妙に陰影を作り倒木の苔は生き物のように動き、 そしてビロードのように輝く。カメラを設置した男性が身じろぎもせずシャッターチャンスをねらっているので、 そっと通り抜ける。天鳥川出合から川を渡り、 木のハシゴを登る。道は岩や木の根の露出が多くなる。倒木をまたいだり、岩の間をくぐったりするが、 沢状の急斜面の両脇は満開の石楠花が零れるようで、その見事な咲きっぷりに歓声を上げながら、荒々しい急登を進む。 やがて、樹林の間から瑞牆山が顔を出す。その独特な岩峰は砦のようだ。 |
| 富士見平小屋 | 樹間から瑞牆山が見える | 瑞牆山頂上 |
大ヤスリ岩の基部に着き、樹林帯を急登すると尾根に出た。緩やかになった道を少し進むと、
前が明るくなり樹林帯が終わって、9:45頂上に到着。樹林帯からいきなり広がる山頂の大展望だ。
遠く南アルプスが列び、そして、これから行く金峰山には雲がまつわりついて離れないが、
足元のスパッと切れた岩の向こうに尾根は続いている。下から見ると、鋭い岩峰の山頂はどうなっているのだろうと思っていたが、
大岩が座り心地よく積み重なってならんでおり、その行き届いた配置に感心する。長い年月をかけてできあがった自然界の偉大さに
本当に驚く。全山花崗岩という。3人の登山者が休んでいたが、彼等も下山し、夫と心ゆくまで景色を楽しみ10:16分下山。
富士見平小屋まで往路を下って、いよいよ金峰山へ。
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| シャクナゲの群落 | 尾根道に出て五丈岩に向かう | 金峰山頂上 |
| 大きな花崗岩を積み重ねあげたような五丈岩は金峰山のシンボルで、その下には手作りの小さな鳥居や古い灯籠があった。
明治42年までは檜づくりのお籠り堂もあったという。山頂は広く、正面の重なった岩の上に三角点と新しい立派な標識があった。
時間は16時過ぎだが、もう小屋に行くだけなので5〜6人いる登山者と一緒に40分程山頂を楽しむ。だが、雲の動きが早く、
次々と山の頂を隠してしまう。大展望は得られなく、とても残念。寒くなってきたので小屋に行くことにした。北側の、
岩とハイマツの斜面を15分程下り金峰山小屋に到着。新しくなった小屋は、12〜3人の宿泊者でとても和やか。
翌朝快晴。昨日登った瑞牆山が朝日に当たって、ヨーロッパの城壁のように浮き上がっている。 殆どの人は金峰山から瑞牆山に行くようで、真直ぐに下山するのは私達だけだ。6:30分小屋の真下から廻目平への道を下る。 小屋の戸を開けるとすぐ下山道という感じ。樹林帯の中に入って、急斜面を下り、途中視界が開けて 瑞牆山、や八ヶ岳連峰を眺め、又、林の中へ。そしてカラマツ林に入り、中ノ沢出合に出る。沢を渡り、 西股沢左岸沿いの林道を歩き出すと、林道脇の倒木の苔を撮っているカメラマンに会う。彼の機材は本格的でプロ魂を感じる。 暖かく、気持良い朝日に当たりながらこの苔の写真が雑誌に載る話しを聞いたりする。 そして40分程歩き整備されたキャンプ場に08:20到着。良い天気の中、シャクナゲの群落に迎えられ、 奥秩父の原生林を歩くことができて本当にうれしい2日間だった。キャンプ場の入り口にある金峰山荘からタクシーに乗り信濃川上駅へ向かった。 |