妙高山
みょうこうさん

2,454b 200.10.26


06:46 燕温泉登山口 12:20
10:30 妙高山山頂 10:55


紅葉も終わりかけた10月末、燕温泉から妙高山に登った。ひっそりとした佇まいの燕温泉。 数軒しかない温泉宿を通り抜け、露天風呂の前を通り、北地獄谷沿いの道を進む。川石は温泉の鉱物で赤茶色になり、 道の脇に沿っている温泉パイプからもイオウの臭いが溢れている。赤倉温泉源湯も現れ、 まるっきり温泉道のようだ。燕温泉秘湯の豊富な湯量を感じる。光明、称名ノ滝が現れた。 まだ紅葉の名残りがある中、赤茶けた岩壁から段違いに、二段の滝は真っ白なしぶきをあげる。 辺り全体が赤く色づいて、晩秋のやさしい景色に見とれ、ハラハラと葉が舞い落ちる林の登りを進む。

やがて、笹原に囲まれた、小さな祠のある天狗平に着いた。雨がぱらついてきたのでカッパを出し、少し休憩する。 湿地帯のような光善寺池の縁を曲がって、稜線を歩く。雲の流れが早く、ガスの中から山頂の頭が見えたり、 山頂辺りの稜線が見えたりするが、胸つき八丁との標識が目の前に現れる頃、ガスは深くなり、 頂上直下の岩場は霧の中となった。岩場にさがるロープやくさりにさわろうとすると、 霧はあっという間に消え去り、真っ青な空に稜線が頭上に現れた。天気の変化の激しさに、まるで神隠しにあっているようだ。 ロープやクサリも必要なく稜線に飛び出す。




光明、称名ノ滝 頂上直下のクサリ場 妙高山山頂

稜線からは、赤茶けた岩稜帯を進み、目の前のピークに着くと、ここは妙高大神のある石祠の南峰であった。 今でも信仰登山が行われているそうで、ご来光を拝む登山者も多いと聞く。 向こうに一等三角点のある北峰が見え、岩の間を縫うように回り込んで10分位歩いて北峰に到着。 南峰から見るとピークにしかみえなかった北峰は、とても広く、三角点石によりかかるように立てられた山頂標識が、 倒れないように石で囲んだのどかな山頂だ。 そして展望が凄い! 火打山や焼岳が大きく目の高さで、高妻山も目の前だ。

この夏、火打山に登ったとき、この妙高山まで縦走の予定だった。小屋があまりにも混雑していたので火打山だけで下山してしまい、 改めて出直すことにしたのだ。3ヶ月たって、又、立派な火打山を目の前に見ることが出来て、本当にうれしい。 ラッキーなことに、青空も広がり素晴らしい天気になった山頂は、誰もいなく、夫と二人だけで雄大な妙高高原を見下ろし、 そばによってきた鳥までも親しくなる。飼い鳥のようなこの鳥は私の手からパンを食べる。 チイチイチョロリンと綺麗な澄んだ声で鳴き、25分程山頂で一緒で、下山準備をすると、南峰まで綺麗な声で見送ってくれた。 神様が鳥になって、私達に心豊かなプレゼントを下さったようで、幸せになって往路を下った。