| 利尻山 1,726m 97.07.24. | ||||||||||
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| 稚内よりフェリーで利尻島に向かう。船から見る利尻山は、海に山が浮いているように見える。長い間利尻島に行きたいと思っていたので、はるかかなたにやっときたような氣がした。静かな島だとおもっていたが、鴛泊港は観光客で満ちあふれていた。鴛泊港から直ぐに民宿先に向かうが、シーズン真盛りでフェリーも満員、民宿先も超満員。
鴛泊の海に足を浸し、海抜0bから山頂に向かうのが本当の利尻登山といわれたが、 楽をして、鴛泊コースの三合目まで宿のご主人に車で送って頂く。 実質的な登山口である三合目は、キャンプ場になっていて、帰りも迎えに来るからねと云う、うれしい御主人の声を背に、 5時30分、登山口を出発する。キャンプ場の先を左の登山道に入り、緩やかに進むと日本百名水の甘露泉に出る。柔らかい味の湧き水は道路をまたいで溢れ出ている。トドマツの針葉樹林の中を登り、樹林帯を抜けると登山道の両脇にもムッシュウノコギリ草、みそがわ草、イブキトラノオとお花が次々と姿を現し、急な登りも楽しくなってくる。そして、ダケカンバ、ミヤマハンノキの中の道を進み、七合目あたりで岩が露出した尾根に出た。
砂礫に足をとられないよう急斜面を登る。 山頂のすぐ下で、沓形コースと合流し、沓形方面を見渡すと、鋭い岩稜が立ち並び、登山道には 大きな岩が累積していて荒々しい光景だ。でもこの合流地の斜面には リシリリンドウ、エゾツツジ、シコタンハコベ等のお花畑が続き、やっと利尻島のお花畑に出会った感じだ。最後の斜面を登り、11時20分利尻岳山頂に到着。 頂上からの景色は雄大な海が広がり礼文島も見えるが、足元は切れ落ちた断崖で身がすくむ。山頂には小さな祠があり、10人程の登山者がその祠の周りに座わっていた。 海からまともに風がぶつかってきて、風が当たらない方の祠の陰に皆集まっているが、それも気休めみたいだ。強風の中、風に飛ばされないように必死の思いで、それでも50分位休憩し、往路を下る。強い風は頂上どまりで、下りはじめると、直ぐに緩やかな風と暖かな日差しになった。景色とたくさんの高山植物を堪能し、ゆっくり戻る。登山口15時30分到着。 翌日、フェリーに乗るまで時間があるので、島を一週する。この島にはヘビとクマはいないそうで、 クマの心配をしないで山登りできるのは、北海道では利尻島だけだという。リシリはアイヌ語で「高い島山」を意味するそうだが、ぐるりと廻って見た利尻山は姿がきれいで、海の上の孤峰の感じを強くした。 |
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