斜里岳はアイヌ語で(葦の生える湿原)を意味するという。
裾の大きいピラミット型をした山は美しい姿で、以前、車から眺めたことがあった。その時はこの斜里岳に登る事など思いもしなかったが、今日この山に清里コースから登る。
清里町から登山口の清岳荘へ。清岳荘の前に駐車場があり、6時05分スタート。
清岳荘の横からすぐ一の沢沿いの道をゆく。何回も沢を渡渉し、
40分程沢を登って下二俣に着く。ここは尾根筋を行く新道と、連続する滝で変化のある旧道との分岐点。
帰りは新道を利用する事にして、真っ直ぐ旧道を進む。
沢は勾配が増し、幾つもの滝が現れる。垂れ落ちる滝の端をロープにつかまりながら登ったり、
ナメ滝の中を歩いたり、舞台は色々変化するので暑さも忘れ、夏の登山には最高に楽しい。白糸の滝、
羽衣の滝、竜神の滝、等8つもの滝を通過し、沢登りの気分を味わいながら、上二俣に着く。ここで新道と合流し、
この付近が源頭部に当たるようで、水流が無くなる。まもなく、ダケカンバなどの木々も無くなり、
太陽の日差しをまともに受けて、馬の背へのガレ場にたち向かう。急斜面だが、目の前に稜線が見えるので一気に登る。
稜線上は、展望もグーンと良くなり、山頂も間近に見える。馬の背、8時50分着。まだ時間が早いせいか登山者は少なく、
山頂付近に2人の姿を眺めながら、一休み。風が通り抜けとても気持ちが良い。そして、ハイマツの尾根を登るとコブの上に出て、砂礫の道を一登りで、9時15分山頂に到着。
山頂は広く、礫地に小さな岩を積んで斜里岳の標識が小さくおさまっている。阿寒の山、
知床の山、オホーツクの海そして山麓に広がる森や畑。グルーリと遠くまで望める景色をのんびり楽しむ。
知床方面に雲がかかってきて、何分もしないうちに、知床の山が見えなくなるが、あとはまた青い空と暖かい日差し。 |