斜里岳          1998.8.2
しゃりだけ
1,547m

旧道から新道への一週コース


6:05 登山口
8:50 馬の背
9:15 頂上到着
9:40 頂上出発
11:15 新道熊見峠
12:40 登山口


斜里岳はアイヌ語で(葦の生える湿原)を意味するという。 裾の大きいピラミット型をした山は美しい姿で、以前、車から眺めたことがあった。その時はこの斜里岳に登る事など思いもしなかったが、今日この山に清里コースから登る。 清里町から登山口の清岳荘へ。清岳荘の前に駐車場があり、6時05分スタート。 清岳荘の横からすぐ一の沢沿いの道をゆく。何回も沢を渡渉し、 40分程沢を登って下二俣に着く。ここは尾根筋を行く新道と、連続する滝で変化のある旧道との分岐点。 帰りは新道を利用する事にして、真っ直ぐ旧道を進む。

沢は勾配が増し、幾つもの滝が現れる。垂れ落ちる滝の端をロープにつかまりながら登ったり、 ナメ滝の中を歩いたり、舞台は色々変化するので暑さも忘れ、夏の登山には最高に楽しい。白糸の滝、 羽衣の滝、竜神の滝、等8つもの滝を通過し、沢登りの気分を味わいながら、上二俣に着く。ここで新道と合流し、 この付近が源頭部に当たるようで、水流が無くなる。まもなく、ダケカンバなどの木々も無くなり、 太陽の日差しをまともに受けて、馬の背へのガレ場にたち向かう。急斜面だが、目の前に稜線が見えるので一気に登る。

稜線上は、展望もグーンと良くなり、山頂も間近に見える。馬の背、8時50分着。まだ時間が早いせいか登山者は少なく、 山頂付近に2人の姿を眺めながら、一休み。風が通り抜けとても気持ちが良い。そして、ハイマツの尾根を登るとコブの上に出て、砂礫の道を一登りで、9時15分山頂に到着。 山頂は広く、礫地に小さな岩を積んで斜里岳の標識が小さくおさまっている。阿寒の山、 知床の山、オホーツクの海そして山麓に広がる森や畑。グルーリと遠くまで望める景色をのんびり楽しむ。 知床方面に雲がかかってきて、何分もしないうちに、知床の山が見えなくなるが、あとはまた青い空と暖かい日差し。



なめ状の滝の中を歩く

帰路は、馬の背から上二俣まで下り、左の新道に入る。この頃になると、 登山者もぞくぞくと登ってきて、あちこちから声が聞こえてくる。新道に入ると、沢から離れ、 右下に竜神の池の看板を見て、ダケカンバのジグザグの登りを進む。ハイマツ帯となって展望が良くなり、 ハイマツ帯は熊見峠まで続き、斜里岳の全貌を見ることができる楽しい尾根歩き。 この熊見峠からは、上二俣付近から馬の背、そして頂上へと、今登ってきた道が手に取るように 眼前に広がり、斜里岳が一望出来る素晴らしい場所だ。この熊見峠でT人の若者が 声をかけてきたので、一緒に一休みする。彼は、T時間位前に熊に出会って、逃げてきたとのこと、 三井コースの登り10分位の所で熊に会い、逃げて清里コースにきて、 たくさんの人に会って、やっと安心したという。

尾根から離れ、樹林帯の急斜面をただひたすらにくだる。ジグザグ下ると、水の音が聞こえ、下二俣に着く。 急な下りだったので、やれやれやっと着いたという感じ。沢に突き出た大岩に腰掛けて大休止。 ここで旧道と一緒になって、登山口の清岳荘まで往路を下る。12時40分到着。

滝の端をロープにつかまりながら登る 馬の背から頂上へ