白馬岳
しろうまだけ

2,932b 1997.09.13


06:10 白馬尻小屋 14:10
10:09 白馬山荘 11:40発
白馬山荘 10:41着
10:24 白馬山頂 10:35


白馬駅から、猿倉行きのバスに乗る。一組の御夫婦と2人の男性の登山者と、30分程揺られて終点猿倉荘前に着く。 今日は、親の登山につき合ってみるかと、 大学の夏期休暇の終わりに、接待登山を自称する次男も一緒だ。他の4人はここで泊まるのか、 このまま林道に進むのは私達3人だけだった。 1時間程歩いて17:5分白馬尻小屋に着いた。大勢の登山者で混雑しているに違いないと覚悟してきたが、 宿泊者は10人だった。やはり9月に入ると人気コースも静かになるようで、 8畳ぐらいの広さに夫と息子の3人だけで寝ることが出来て、ラッキーだ。壁に満員時の寝方の絵が貼ってあり、 15〜6人の頭が交互に並んでいて、ここにこんなに人が入るのかとびっくりする息子。かなり冷え込んでくるが、 ストーブも燃えて、気持ちよく寝る。

翌朝、6:10分出発。小屋の横から白馬岳山頂と稜線を眺めるが、今日は曇り。今にも雨になりそうな中、 小屋から少し登ったところで大雪渓に出た。そして 雪渓歩きとなった。昨日、白馬駅で簡易アイゼンを買ったがつけなくてもよさそうだ。 雪渓の上には登山者の足跡が黒く長く続いていて、スプーンカット状になって広がる雪渓は薄黒く、 ちょっとよそ見をしてその道をはずすともう足跡は判らなくなってしまう。運悪く、霧が立ちこめ、霧雨となり、 辺りは何もみえなくなった。所々に亀裂があり、深く切れ落ちたクレパスの真っ黒な中が見える。 誰かがおいでおいでしているようで恐ろしく、 思い切ってクレパスを渡る。何カ所かクレパスがあり、落石も転がっている。少し霧が晴れて、雪渓の中央よりに進み、 赤い紅がつけられた道を見つける。

大雪渓 白馬岳山頂への稜線

やがて、岩の斜面が出てきて、みそがわ草が群生する斜面に取り付く。葱平に着いた。雪渓歩きが終わってやれやれだが、 相変わらずガスがかかって展望もなく、 私達以外に人影も無い。たまねぎのにおいのする葱平で少し休憩し、又、ジグザグ登って、稜線に出た。村営白馬村宿舎に着いたが、 誰も人がいなく、標識に座ってお水を飲む。風はないのだが、霧が深いので体はじっとりと濡れ、そのまま稜線を白馬山荘へと向かう。 濃霧の中10分程歩くと白馬山荘が見え、山荘の間を抜けて、山頂へと進む。霧の中から方位盤が現れ、 白馬山頂に10:24分到着する。頂上に立って、東側の鋭く切れ落ちた斜面を覗くが、下は4〜5b位しか見えない。

この山頂からは北アルプスが一望できるというのに、ただ、灰色の世界をウロウロと15分程歩き回る。 一等三角点をタッチして、白馬山荘に戻ることにした。霧の中の白馬山荘は、 戸を開けるとピカピカに磨かれた床で、登山靴ではいっていいものかと迷っていると、どうぞそのままでと声がかかる。 食堂にはストーブが焚かれ、美味しいうどんを頂く。テレビで放映されていた大混雑の食堂の様子を思い出しながら、 この広い白馬山荘の食堂を3人だけでゆっくりさせて頂き、 やっと白馬山に登った実感がわいてきた。今日は鋸ヶ岳から鋸温泉に泊まって下りる予定だったが、明日も天気が悪いようなので、 このまま下山する事にした。やはり山登りは天気が悪いとつまらない。往路の大雪渓を下り、 猿倉15:20分到着。16時のバスに乗り、松本に向かった。


山頂から切れ落ちた東側の斜面 白馬岳山頂