祖母山
そぼさん
| 1,756b | 2001.11.05 |
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| 大分、宮崎の両県にまたがる原生林に覆われた大きな山。紅葉も終わりかけ、静かな山を楽しもうと、
今回は友達と2人で神原から登り、尾平に下りるコースを計画した。私は札幌から、彼女は駒ヶ根からで羽田空港で待ち合わせ、
大分空港へ。すぐ豊肥本線大分駅より豊後竹田駅へと向かう。
竹田駅18:15分着。そのまま民宿先の神原、さざなみ荘へとタクシーに乗る。すでに外は真っ暗で、
さざなみ荘が判らず行ったり来たりする。ご主人が明るく電気をつけて、玄関前で待っていてくれた。
今の時期登山者は少ないようで、宿泊者は私達2人だけ。来週にでもここは閉じて、大分市内の自分の家に帰るそうで、
そんな話しを聞きながら、コタツに入って、山菜づくしの美味しい夕食を頂く。翌朝、6時出発。ここから登山口までは
1時間弱の林道歩きだが、ご主人が車で送ってくださった。
6:11分登山口をスタート。まだ外は真暗で、ライトで歩き始める。10分程歩くとやっと辺りの様子が見え始め、 川沿いの終番にきた紅葉の中を歩いていた。5合目避難小屋に到着。小屋の前にモミジの大木が真赤に紅葉していて、朝靄の中、 一葉二葉とハラハラと舞い落ちてくる。 ロマンチックな気分で眺め、いよいよ本格的な登りとなる。岩のゴロゴロした涸れ沢の急登を行く。二日前は大雨だったそうで、 道が悪く、滑って歩きずらい。登山道沿いの樹々にそれぞれ名札が付いていて、2人で大声で読み上げながら、単調な道を楽しむ。 今日は午後から雨の予報。雨にあたらないうちに山頂へと、スズタケの間をずんずん登る。 |
| 国見峠 | 頂上 |
| 樹林に囲まれた広場に出た。8:20分国見峠に到着。登山道脇にお地蔵様が置かれた、ただ広い原っぱのような国見峠は
峠の感じがまるでない。
一面霧がかかり、今にも雨がふりそうな空模様に、一瞬、山肌が見えた。あれは祖母山だろうか。そして突然霧の中から人が出てきた。
井沢コースから来たと云う彼は、雨になりそうだから急ぎますと言いそのまま登っていった。
私達は民宿で作って頂いたおにぎりを食べ始めたが、風が強くなって霧雨になってくる。
おにぎりを飲み込む思いで、視界が効かない中をモクモク登り始める。9合目小屋分岐を左に見て直登する。9:27分山頂に到着。
すれ違いに先程の彼が往路を下りていった。 山頂は思いの外広い。中央にある石の祠に見守られているような、暖かみのある頂上だ。ここは一等三角点。 うまい具合に風も当たらなく、20分程休憩する。黒金山尾根コースへ下ろうとしたが、尾根からの強風が凄く、 ごうごうと吹き上がってくる。濃霧であたりの様子も分からなく、 宮原から尾平に下ることにした。ドロンコ道の急な下りで9合目小屋に着く。丁度、10人位のグループが小屋に荷物を置いて 山頂に向かう所で、泥だらけの私達の足元を見て、”ヒャッ、難儀な道やね”と歓声。ここで一時おしゃべり。 小屋の若い管理人さんも出てきて、風力発電装置のある小屋の話しを聞き、2人の写真を撮って頂く。 |
| 9合目小屋 | 吊り橋(奥岳川を渡る) |
| とうとう雨になった。管理人さんに見送られ、乳白色の世界を下る。馬の背で祖母山の全容が見えるというが、それもなく、
傾山の勇姿も望めず、風の唸る音と、濃霧の中、宮原分岐を過ぎ、尾根取り付き辺りから樹林帯の中の滑る急な下り。
やがて、水音が聞こえ、杉林を下ると吊り橋に出た。
橋を渡るとそこは黒金山尾根コースとの分岐点で、奥岳川はすごい水量だ。鉱山跡を過ぎ、12:50分尾平登山口に到着する。 広い駐車場にはバスが一台停まっており、先程のグループが15時に下山してくるのを待っていると、運転手さんは退屈そう。 14:40分発のバスの時間を確認し、目の前のもみじ旅館に寄る。うどん等食べたいなと声をかけたが、残念なことに閉まっている。 又、駐車場脇の小屋に戻り、おにぎりを食べ、歌を歌いながらバスを待つ。バスに乗ると日が差してきて、 見事な山々の紅葉を見せてくれた。上畑で乗り換え、4人の乗客と運転手さんと和気藹々話しながら、乗ること1時間余りで緒方駅に着く。 祖母山の姿は見えなかったが、立派な傾山の山容も望め、ご機嫌。民宿の人や、バスやJRでの地元の人達との楽しい語らいで、 うれしい祖母山であった。 緒方駅からはJRに乗り竹田駅下車。そして、バス終点から今度はタクシーで久住高原荘へ行く。明日は久住山に登る。 |