立山
たてやま

3,015b 1996.07.27


07:00 室堂山荘 16:00
8:40着.09:30発 雄山 **
9:55着.10:20発 大汝山 **
11:50 別山乗越 13:30


新宿から信濃大町で下車。扇沢行きのバスは行列で、やっとの思いで乗り込む。子供達の夏休みの頃になって、 混雑覚悟でトロリーバスから地下ケーブル、そしてバスへと乗り継ぐ黒部アルペンルートで室堂に着いた。 ここは標高2,450b。たくさんの観光客と一緒にバスターミナルから出て、玉殿の湧き水を飲み、 正面に雪渓を残した立山連峰の美しい姿を眺める。華麗に広がるな立山の山並みは見事で、歓声をあげながら遊歩道を進み、 室堂山荘に向かう。 今日は黒部ダムを見たいと次男も同行で、あまり感激のない息子も、このスケールの大きい景色を前にして凄い!の連続だ。 ほどほど満員の室堂山荘に泊めていただき、くっきりと現れた立山連峰に登山意欲を駆り立てられ、明日次男も一緒に登る。

翌朝、朝日が立山連峰を赤く照らし、今日も快晴と風が頬をなでるのを感じながら、山荘脇から雪渓を横切る。 一人の男性がサマースキーをしており、ウロコ状になった雪渓の上はやはり涼しい。石を敷き詰めた幅広い道に出て、又、雪渓を横切り、 ジグザグの登りになった。傾斜もきつくなり、岩礫の登りは息が切れるが、目の前には一の越山荘が見える。 一の越からは雄山への岩だらけの急登だが、見下ろす室堂平は雪渓と草原の緑の鮮やかな自然美。 石のゴロゴロした登りが終わって、社務所の前に出た。稜線のピークに雄山神社の祠が見え、幾人もの人がかたまっているのが見える。

室堂山荘前 山荘脇から雪渓を横切る 雄山山頂

鳥居をくぐり、雄山山頂に登る。素晴らしい景色が広がって、槍から笠ヶ岳までの稜線が目の中に飛び込んできた。 山頂の雄山神社で、交代で宮司さんのお払いを受け、北陸の霊山として古くから信仰されていた修験道の立山の話を聞く。 昔、女人禁制の霊山の中、早くから女性でも極楽浄土に行けると説いたので、立山講中の賑わいを生んだのだという。又、社務所に下りそしてその横から縦走路に入る。今日は天気が良いので、立山三山を巡り別山乗越しから室堂山荘に戻る事にした。 立山は雄山、浄土山、別山の三山を指すという。歩きやすい稜線を25分程進むと立山連峰最高峰の大汝山(3,015b)に到着する。

大きな岩を重ねたような大汝山山頂からは、これから行く主稜線が続き、その終わりに剱岳を望む広大な景色が広がっていた。 眼下に黒部湖を見て、薬師岳や後立山連峰の山々の大パノラマの中、大汝山休憩所を過ぎ、稜線をルンルン進み富士ノ折立に着く。 ここからの剱岳は、雪渓を抱いて凄い迫力だ。やがて砂礫の山稜になって、緩やかに登ると真砂岳に到着。 ここからは稜線を別山乗越しへと進む。別山乗越への手前に広い雪渓がありそこで一休みする。そういえば大汝山からは 登山者と出会っていない。とても静かな雪渓で、三千bの空気を吸い、吸い、お弁当を食べるのは最高の気分だ。 ポカポカ陽気で夫と息子は雪渓の上でしばらく寝ていた。

雄山山頂より槍から笠ケ岳の稜線 別山山頂(背後は剱岳の頭) 別山山頂からの剱岳

平べったい別山山頂に出て、目の前にドカンと鎮座する剱岳の迫力に呆然と見入る。 岩稜の八ッ峰も凄く、ここは剱岳を眺める絶好の場所で、その堂々とした姿は眺めても眺めても飽きない。そして剱御前小屋前を通過し、 ライチョウ平へのお花畑の下りとなった。少し下ると登山道にライチョウ親子がいた。 丁度登ってきたグループがライチョウがいると大声を出すので、ライチョウはチラッと振り返りお花畑の中に入っていく。 ライチョウを見たのは始めてだ。川にかかったハシゴを渡り、雪渓歩きで室堂平着く。沢山の観光客と一緒になって、 室堂山荘に16:00時到着する。室堂山荘から夕焼けに染まった立山連峰を眺め、絵の中に入り込んで三千bの山歩きをしたような、 豪華な山歩きを改めて楽しんだ。