十勝岳 2,077m 96.06.21

08:40 十勝岳温泉 14:50
09:45 三段山 13:45
10:45 大砲岩 12:45
11:45 十勝岳山頂 12:12


たびたび爆発を起こし、最近では1988年(昭和63年)の爆発で、しばらく登山禁止 になっていた。二年前白銀温泉から登ったので、 今回は、十勝岳温泉の凌雲閣から三段山を通って十勝岳へ行くコース。

8時40分、十勝岳駐車場を出る。今日は山開き。十勝岳温泉駐車場は車で混雑し、タイコ、踊り等の催しがあるようでたくさんの人だ。 その混雑の中を、安政火口の方へ10分位歩くと左に三段山登山口があった。まるっきり笹藪の道で、 いったんは良くなるがすぐ笹の中の急登になった。 この山開きのために前日に道を整えたようで、刈り取られた笹は登山道に残っていて、滑って歩きづらい。

すぐに展望が良くなり、滑る足を踏ん張って左手を見ると遠くトムラウシが見え、背後には富良野岳が大きい。やっと笹藪の急登が終わり、尾根に出て、岩稜の展望の良い尾根道になった。 安政火口からの噴火煙がモクモク立ちこめる向こうに上ホロカメトック山の迫力ある姿があり、 稜線は富良野岳まで延びている。ダイナミックな展望に感嘆しながら、目の前の三段山への砂礫の道を進む。 ここからは三段山に邪魔されて、十勝岳は見えないが、三段山山頂は直ぐで、9時45分到着。山頂からの十勝岳の姿はとてもきれい。 火山礫の尾根が谷を挟んで大きく広がっていて、十勝岳の展望には最高の地点だ。

三段山から急斜面の火山礫を下る。大きな岩を下りたり、砂礫を滑り下りたりで、道もはっきりしないが、 下りきったコルは、火山灰の平坦地。これから目の前の尾根めがけて取り付くが、ここでも道がはっきりしない。 でも今日は快晴、安心して大砲岩目指して急登する。火山砂礫は滑りやすく、岩も直ぐ崩れ落ちるので慎重に登る。 ”ヤッホー”と三段山の方から声がかかり振り返って急斜面にビックリする。尾根に近づくにつれ火山岩がゴツゴツしてきて、 何回か大岩を回り込んで、大砲岩に着く。尾根上はすぐそこなので、見晴らしの良い大砲岩の下で一息つく。 登り切った尾根の上が分岐点。右に上ホロカメトック山や富良野岳へ、左が十勝岳へ。

大砲岩の登りから上ホロ 大砲岩と十勝岳 大砲岩分岐


今度は正面に十勝岳を見ながら、火山灰の中を進む。谷間からガスが出てきて、サアーッと十勝岳がかすんだりするが、またすぐ顔を出し、緩やかな道をずんずん進んでいく。 火山岩がゴロゴロしている火山灰の最後の登りをいくと、山頂に11時45分到着。山頂は広い。 頂上の中央に火山岩が重なり集まった所があって、そこに立派な標識があった。大勢の人がその重なり集まった岩に座って、 十勝連峰の展望を楽しんでいる。そして、頂上の標識の写真を撮るのに順番待ちの間、白銀温泉から、 山頂目指して直登してくる豆粒のような人の列が、どんどんせまってくる風景を眺めているのも楽しい。

勢いよく立ち上る噴煙、12〜3年前にも噴火活動をしたこの山の荒涼とした景色、表大雪、東大雪、日高の山々と素晴らしい展望は、 時間が経つのを忘れるほどだ。 12時12分山頂をあとに、帰路は同じコースで十勝岳温泉駐車場へ。だが、頂上で30分位休んでいるうちにすっかりガスに囲まれ、 あたりの様子がなにも見えなくなってしまった。三段山への登りは、大岩を回り込んで尾根にでる。十勝岳温泉に14時50分着く。