蔵王山
ざおうざん

1,841b 2000.07.04


05:30 登山口 07:20
05:41着 刈田岳山頂 ***
05:50発 刈田岳山頂 ***
06:35 熊野岳頂上 06:45


かつては火の山と恐れられたという。 蔵王連峰の最高峰は熊野岳。5年前に蔵王温泉からロープウエーに乗り地蔵山から熊野岳に登ったので、今日は 蔵王エコーラインの刈田駐車場から刈田岳と熊野岳に登った。

駐車場からまずは左へ刈田岳へ向かう。10分余りで山頂(1758b)に着くと、 エメラルドグリーンの 美しいお釜が目の前に広がった。 そしてその向こうには早朝の澄んだ空気の中に熊野岳が静かに朝日に照らされていた。 蔵王の山々を眺めながら、刈田岳を下り、火口湖のお釜を見下ろし、熊野岳へと向かう。 6時前の朝の空気はすがすがしく、砂礫の高原状を歩くのは本当に気持ちが良い。 この辺りは、お釜見物に大勢の人がリフトに乗って来るようだが、まだ誰もいない。

御釜と刈田岳

避難小屋を見て、火山砂礫を緩やかに登ると、日の出を撮りに来たという男の人に会った。 今日は傑作が撮れたとご機嫌だったが、辺りは朝靄がけぶる幻想的な景色になっていた。熊野岳山頂に着いた。山頂は広く、展望も抜群。 飯豊山や朝日連峰が穏やかな山容だ。 蔵王山神社を拝み、そばには斉藤茂吉の歌碑が建っていた。 馬の背を歩く米粒大の人を見ながら、誰もいない蔵王の山を独占したような気分で、 贅沢な一時を過ごし、往路を戻った。

山頂で茂吉の歌碑を詠んだので、上山の斉藤茂吉の記念館に立ち寄ったが、残念なことに今日は休館日だった。 まだ時間があるので山寺に寄ってみた。立石寺の境内に入るとセミの声がにぎやかで、セミの大合唱の中、 ヒンヤリとした森の階段をかけあがる。 大きな一枚岩の前にくると、急にあたりが静かになり、、セミの声がその大岩に吸い取られたかのように 、深い静けさがおそってきた。そしてその蝉塚に松尾芭蕉が詠んだ 「静けさや岩にしみ入る蝉の声」の句碑が立っている。 250年も前と同じ光景に会ったようで、ちょっと感激した。

熊野岳山頂 広い山頂