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 札内川園地キャンプ場 SATSUNAI River Park Camp Site

キャンプ場 住  所 電  話 実施日
札内川園地キャンプ場 〒089-1374
 北海道河西郡中札内村南札内713
中札内村役場経済振興課商工観光係 0155-67-2311
現地管理棟 0155-69-4150
2005/05/03〜05

2005年の初キャンプ。
北海道のゴールデンウィークまだまだ寒い。テントを張るには早すぎる。というわけで、電源で暖を確保できる「格安バンガロー」を探した。
札内川園地キャンプ場はテントだと無料!バンガローでも一泊2,000円!かなりのお得なキャンプ場である。

↑ 右がキャビン、左がバンガロー。それぞれ5棟ずつ。直接車で乗り入れることできる。

<利用料金>
 テントサイト  無料
 バンガロー/キャビン  2,000円

<チェックイン/アウト> 
 (バンガロー/キャビンのみ)
 チェックイン  午後3時〜4時
 チェックアウト  午前10時まで

<サイトの広さ>
 場内は札内川へ注ぐ支流でテントサイトとバンガロー/キャビンサイトにわかれている。そこに吊り橋がかかっている。
 テントサイト自体はかなりの広さがある。区画制限もないようなので、早い者勝ちでエリアを確保できる。テントだけでなく、タープ類ものびのびとはることができるだろう。車の横付けも自由だし、たき火もまったくフリーでOK!それでいて無料、入退場時間も自由である。テントサイトは受付も必要ないようだ。
 ただし、地面の大部分は小石が散乱する荒れ地なため、テントでの就寝時には工夫が必要だと思う。小石の少ない、広場の周囲=林間部からテントが埋まっていくようだ。
 吊り橋のむこう側がテントサイト。手前がバンガロー/キャビンサイトとなる。向かって右側へ川は流れていき、札内川へ注ぐ。


<ゴミの処理>
 ゴミはすべて持ち帰りである。


<環境>

 たき火  直火OK! 薪も無料!(しかし、生木が多く、完全に乾いていなかった。また、丸太状のものがほとんどで、ノコが必要) 
 花 火  手持ち花火は可のようだ。打ち上げ花火は禁止。

<レビュー>
 中札内村〜まったく知らない土地ではなかった。その昔、結婚前にペンギンが勤務していたところである。遊びに行ったときに「ピョウタンの滝」を訪れたことがあった。そのころは滝だけで、あとはなんにもなかった。ところが、その一帯がキャンプ場をはじめとした、村のリゾート地(?)となったようである。「そりゃあ一度行ってみなきゃ」というわけで、連休を利用して今年初めてのキャンプとなった。

○ 初日
 5月3日、中札内村へ向け出発。途中買い出しを行い、農道を抜けて、村へはいった。村のはずれに、帯広市内ではメジャーなスーパーが進出していて驚いた。驚いたついでにそこでも買い物…
 国道から道道へ入り、一路ぴょうたんの滝へ向かう。
 滝に到着する直前、札内川の対岸にバンガロー群が見えてくる。気持ちが高まる。滝の前(札内川)に橋がかかり、その奥がキャンプ場となったようだ。園内には、広い駐車場、レストハウス、日高山脈の自然を学習できるビジターセンター、野外ステージなどができていた。キャンプ場はその奥にある。札内川の上流にはダムまでできていた。
 レストハウスが受け付け場所で、おばちゃんたちが仕切っている。実に愛想の良い、おばちゃんたちだった。

 今回は、朝夕の冷え込みを考えて、バンガローを利用した。
 「まだまだ寒いし、有名なキャンプ場でもないから、おそらくは、予約も入っていないだろう。飛び込みでも大丈夫…」と高をくくっていたら、初日はバンガローがいっぱいで、借りることができない。キャビンなら空いているとのこと。キノコ型をしたキャビンを借りることになった。
 この日はバンガローだけでなくキャビンもいっぱいで、すべて子ども連れの家族が利用していた。子どもというのは不思議なもんで、となりのキャビンに来ていたお子さんと、すぐに仲良くなった。
 テントの設営もなく、道具を降ろせばおしまい。なんて楽ちんなんだろう…でも、テントを張らないのは寂しいな、とか思いながら、タープも張らないことに決めて、さっそく火おこしをはじめた。
 キャビンは、下から登っていって、上向きに扉が開く。中は絨毯が敷いてあったが、虫の羽根やら死骸やらがちょっと残っていた。清掃用具が扉の前の靴置場(?)に置いてあったので、それをつかって簡単にそうじ。 
 キャビンの下あたりに岩でつくったテーブルとイスがある。岩のテーブルは当然水平ではなく、雰囲気は良いが、使い勝手は悪い。そこにグリルを置いて、焼き肉。キャンプ初日は焼き肉と決まっている。

 いつもなら、夕食後も日が変わるまで火をいぢり続けているんだが、日が暮れるとにわかに寒くなる。日中は汗ばむほどの陽気だったが、徐々に気温が下がりはじめ0度近くまで落ちてきた。家族もキャビンに上がってしまった。しばらく粘っていたが、寒さに負け、この日はお開きとした。
 キャビン内は持ち込んだ電気暖房でほんのりと暖かい。が、すっかり体が冷えきっているため、寝袋にいてもなかなか温かくならない。おまけに、あちこちからすきま風が入り込み、それが強烈に寒い。さらにキャビンは、一本足でたっているため、中で人が動く度に結構揺れる。風が吹いても揺れる。
 持ち込んだ電気暖房具も明け方になるころにやっとキャビン全体を温かくしてくれたが、寒さと揺れにほとんど眠れない寝苦しい一夜を過ごした。



←<バンガロー全景>

 キャビン側から撮影したもの。一番左側に見える三角屋根が炊事場。全部で5棟ある。
 バンガローもキャビンも電源付きで、20Aのブレーカーが付いていた。単純計算で2000Wまで大丈夫な計算である。
 ぼんとろ家は今回1200Wの暖房器具を使用したが問題なかった。

○ 二日目
 二日目も快晴。昨夜ほとんど眠れず、朝5時前から、火おこしをして過ごす。太陽が昇ってきて、気温が上昇、日中は昨日よりも暖かくなった。
 この日はバンガローが空いていた。前日受付のおばちゃんたちにすすめられていたので、チェックアウトの時間=10時過ぎにすかさずそちらへ移動する。
 バンガロー前には、テーブルとイス、炉が備え付けられており、建物前のスペースの広さも十分。快適度・使い勝手はこちらの方が数段上である。受付のおばちゃんの言葉にウソはなかった。
 部屋もキャビンより広く、入口の両脇に物置がついている。長期滞在にはとても便利そうだ。床はたたみが敷いてあり、その上に昔懐かしいビニール製のシートが張られている。寝心地も良い。
 キャビンの方は、夜に室内の灯りが漏れていて、隙間だらけであることがわかったが、こちらバンガローの方は入口の戸くらいで、すきま風も気にならない。窓からは札内川がみえる。真夏の暑い時期も高床は涼しいんだろう…たぶん…

 この日はダッチオーブンでローストチキンをつくり、ほっけのスモークをした。が、火の調節をあやまったのか、チップに引火したようで、炎をあげているではないか!ガスレンジフードを加工して作ったスモーカーが溶けだしている。慌ててスモーカーをはねのけたが、火のあがっているチップも一緒にとんでいく。スモーカーもろとも踏んづけて消火する。スモーカーは壊れるわ、ほっけは真っ黒けだわ… かくして、今シーズンは一度も職務を全うすることなく、昨年大活躍した自作スモーカーはおだぶつとなった。写真くらい撮っておいてやれば良かった。。。
 それでも、焦げたほっけのまだたべられるところをつまんで食べた。うまかった。きちんとスモークできたらもっとうまかっただろう。もったいない…

 夕食は買い出しにも行かなかったので、ダッチオーブンで米を炊くことにした。「釜で炊くのと同じようにおいしくできる」と読んだことがあったんで、時間などは曖昧にしか覚えていなかったが、やってるとまぐれで大成功。炊きあがった米は立っていて、本当にうまかった。次の日の朝食もかねて、大量に炊いた(8合)のも良かったのかも知れない。ダッチオーブンにしみこんだ油からにおいや味がうつるともきいたが、まったく気にならなかった。

 昨夜よりも寒さも和らいだこともあって、この日は家族全員でたき火を囲んで比較的遅くまで起きていた。老若男女の別なく、火は原始の血を呼び覚ますんだなぁ…
 
 このキャンプ場、ハイシーズンにはこの広いテントサイトがいっぱいになり、バンガロー/キャビンエリアまでテントが侵入するほどの繁盛ぶりだという。ただ、管理人さんが4時で帰ってしまうため、夏場にはけっこう無法地帯となるとの話もある。
 事実、今回はバンガローを利用したが、となりの2棟に数家族の団体さんやってきた。お友達同士の家族のようだが、車が5台、人数もゆうに10名以上。小さなこどもと犬もいる。で、さっそく明るい内から酒を飲みはじめた。まぁ、飲んでいること自体は別に問題じゃないんだが、酔いが回ってくると、声も大きく、笑い声もけたたましい。人間、自分の所属する人数が多いと、周囲のことは考えなくなる。自分たちはさして騒いでいるという気になっていないと思うが、すでに小声で談笑するという域を超えている。連れてきた犬も吠え、それをしかる声もうるさい。日が暮れてくると、ランタン等の準備もしておらず、車のエンジンをかけっぱなしでライトをつけて自分たちの居場所を照らし始めた。その後も果てしなく宴は続き、日付が変わっても大騒ぎをしていた。ぼんとろ家を含むのこりの3棟のことなどまるで眼中にない様子で、その傍若無人な振る舞いに、深夜となりのおとうさんがキレて怒鳴り込んだようである。
 “マナーの良い人ばかりが利用するとは限らない”ということを除けば、自由度も高く快適なキャンプ場である。



○ 最終日

 前日の睡眠不足も手伝って、実にぐっすりと眠ることができた。
 テントの撤収もなく、昨日大量に炊いたご飯をおにぎりにしてあったので、それで朝食を済ませ、余裕で後片づけをする。
 チェックアウト時間は10時だが、早めに出発。上流にできたダムをめざす。ダム内の設備を案内してくれると聞いていた。現地に到着すると、巡回中のダムを管理している方とお逢いした。「10時からダム内を御案内できますが、いかがですか?すぐに見回りをすませてきますから、管理棟でビデオでも見て待っててください」
 ダムを外から見ることはあっても、なかなか中を案内してもらうことなどない。ビデオは小学生が見ても内容がわかるように工夫されていた。「お金をかけているな〜」と感じた。環境保護の観点から、ダム建設には風当たりが強いから、ダム内の案内も含めて、その理解を求めるための取り組みなんだろうなと思った。

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